浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

秋の田/今日の俳句 ≪第2230号≫

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≪2016年(平成28年)8月16日(火)≫(旧暦7/14)

 


 秋の田の稔り豊かに北陸路      林田加杜子

 秋の田を懐に抱き千曲川       荻原麗子

 秋の田に夕日留まりゐたりけり    高田令子

 秋の田や雪崩るる先の潮の色     松本俊介

 秋の田の四方を囲む万国旗      秋田典子


※ 秋の田・ 稲田・早稲田・晩早稲・おく田・稲熱田・山田・田色づく・田の色
 稲の成熟した田である。黄金色に色づいた田を「田の色」ともいうが、まだ青い稲、半ば熟した稲が混じって色とりどりな田のことをいうこともある。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 


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       ※☆*わが友に贈る*☆※

 団地部・地域部の友が
 夏の諸行事で奮闘。
 愛するわが町で
 人間の絆を広げゆく
 偉大な献身に感謝!

      2016年8月16日

 


       ※☆*寸 鉄*☆※


 会長は生命尊厳の哲学を軸に平和への展望示す―学者。後継は世界に陸続
      ◇
 創価班・牙城会の大学校生が熱闘。一歩も引くな。自分に負けない青春飾れ
      ◇
 仏法で学んだ事はどしどし口に出して話せ―恩師実践の教学が学会の伝統
      ◇
 「たすくる者強ければたうれず」。一人を大切に。励ましの心は地域の太陽
      ◇
 新有権者の6割「政治への関心が高まった」と。鋭い批判力磨いて監視を


聖教新聞:2016年(平成28年)8月16日(火)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※


外食した時に料理を残すのは是か否か。残す人には「全部食べていたらメタボになる」など、それなりの理由もあろう

だが、まだ食べられる物を捨ててしまう「食品ロス」が、日本では年間約632万トンも発生していると聞いたら、どうだろう(平成25年度推計)。国民1人当たり、茶わん1杯分のごはんを、毎日捨てている計算になる。これは、世界で飢えに苦しむ人々への食料援助量(年間約320万トン)の2倍に相当する

人間文化研究機構佐藤洋一郎理事は本紙5日付で、現代の食の軽視の風潮は、生産者と消費者が分離し、農作業や家畜などに接する機会が少なくなったことに始まる、と指摘していた

その上で氏は、私たちが食を見直す身近な方法として、「食べるために筋肉を使おう」と、ユニークな言葉で提案する。箸を動かす手の筋肉だけでなく、週に何度かでも自炊したり、たまには畑に出て、体を動かして作物を育ててみる。それが食を知る一歩になる――と

御書に「民のほねをくだける白米」(1390ページ)と。米は、民の骨を砕いてつくった労苦の結晶と教えておられる。「食を知る」とは、食の生産に感謝すること。「食は命」の文化への一歩を、自分から、わが家の食卓から始めたい。(朋)

聖教新聞:2016年(平成28年)8月16日(火)付】

 

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