落鮎/今日の俳句 ≪第2237号≫
≪2016年(平成28年)8月23日(火)≫(旧暦7/21)
鮎落ちて水もめぐらぬ巌かな 芝不器男
浅間鳴りしきのふや鮎の落ちつくす 吉田冬葉
秋鮎をつらぬく串を炉火の上に 石原舟月
落鮎の串抜きてなほ火の匂ひ 黒田杏子
さび鮎のめつむるごとく焼かれけり 藤木倶子
※ 落鮎・錆鮎・渋鮎・下り鮎・子持鮎・秋の鮎
夏、清流にすみついた鮎は、二〇センチ(約七寸)以上に生長し、八月にはいると腹子をもちはじめ、その重みで動きがにぶくなる。川魚のもつ向流性ーー流れにさからって泳ぐ性質も弱まって、早い流れの瀬から水のよどんだ淵へ移り、ときどき瀬にもどったり、それをくり返すようになる。産卵期がいよいよ近づくと、アユはいっせいに下流に下りはじめる。九月中旬から十月にかけてが、下りの時期で、このころの秋アユを下り鮎・落鮎、また刃物のさびたような色になるので錆鮎・渋鮎ともいう。おりから台風の季節なので、下りは出水と結びつくことが多く、行動そのものの観察は至難であるので、昔からいわれる、円陣をつくって下るかどうかは不明。川口から五〇〇~六〇〇メートルのところで卵を産むこともあるが、淀川では四十五キロメートル上流の宇治付近、利根川では三百キロメートル以上の前橋付近で卵を産む。さらさらと水の流れる、浅い、小石に砂のまじった場所をえらぶ。産卵放精後は、少数の雌と、多数の雄がかたまって行われるが、終わった親アユは、力が尽きて川岸や遠い下流の海岸に打ち上げられて、鳥やその他の動物の餌食となる。まれに越冬するアユを見られるが、これら越年鮎は、多くは産卵をしない雌で、水温の高い川に多いという。
→若鮎(春)・鮎(夏)
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡
※☆*わが友に贈る*☆※
「スピード」が
広布拡大の要諦だ。
報告・連絡は迅速に。
断じて目標を果たすとの
強き一念で進みゆけ!
2016年8月23日
※☆*寸 鉄*☆※
御聖訓「日蓮と同じく法華経を弘むべきなり」。師子王の心で新たな挑戦
◇
地区の勢いが学会の勢いを決める。地区部長・婦人部長中心に団結の出発を
◇
私の最大の楽しみは若い人を育てていく事―恩師「自分以上の人材」を必ず
◇
友情は歓びを倍加させる―哲人。まず自らが善友に。友好拡大の賢者たれ
◇
相次ぎ台風襲来。河川の増水、土砂災害に警戒。無冠の友よ絶対無事故で
【聖教新聞:2016年(平成28年)8月23日(火)付】
※☆*名字の言*※
日本選手団の連日のメダルに沸いたリオ五輪が閉幕し、聖火は4年後の東京へ託された。喜びと悲嘆、安堵と後悔、笑顔と涙――選手たちの見せた一瞬の表情には、4年分の物語が詰め込まれているようで、勝者であれ敗者であれ、息をのむほど濃密で美しかった
▼
「時計の針(短針)が1周するほど」、つまり1日12時間を超える猛練習の日々を振り返ったのは、女子卓球の福原愛選手。主将として2大会連続の団体メダル獲得に導いた。練習終了後は、しばらく立ち上がれないこともあったという。「こんなにやったんだからという自信が試合の成果につながった」
▼
シンクロ女子デュエットの乾友紀子選手と三井梨紗子選手は、朝昼晩の3回、計10時間以上に及ぶ猛練習を。これほど過酷な練習を積めば、「試合が一番楽になる」と臨んだ本番で、銅メダルに輝いた
▼
選手たちがメダルを手に「重い」と答えていたが、実際、今回の金メダルは、夏季五輪では最も重い500グラムだった。だがメダルの価値は、頂点を目指そうとした勇気、自分に負けなかった鍛錬の日々の中に詰まっている
▼
勝ち続けることには限界があるだろうが、成長に限界はない。それを表現した全てのオリンピアン(五輪選手)に「ありがとう」の拍手を送りたい。(差)
【聖教新聞:2016年(平成28年)8月23日(火)付】
彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡