法師蝉/今日の俳句 ≪第2243号≫
≪2016年(平成28年)8月29日(月)≫(旧暦7/27)
うちまもる母のまろ寝や法師蝉 芝不器男
いっせいに風に立つ葉や法師蝉 桂 信子
もてあますいとまはありてほふしぜみ 油布五線
隣る木の声をうけつぎ法師蝉 木内彰志
芳一の空耳に似てつくつくし 清水基吉
※ 法師蝉・つくつく法師・つくつくし
正しい名は、ツクツクホウシ。ヒグラシよりもやや小型の蝉で、「オーシイ、ツクツクツクツク」というふうに鳴く。北海道から九州まで広く分布し、からだは黒く、オリーブ色の斑紋があり、羽根は透明で、翅脈は淡い樺色。頭は三角形で複眼は黒く、単眼は赤い。蝉類のなかでは、鳴きだすのはいちばんおそく、関東地方では立秋前後に鳴きはじめ、九月末から十月上旬に鳴きやむ。冬蝉・寒蝉と呼ばれるのはこの蝉である。その声は、よくとおり、いかにも秋の到来を思わせる。
→蝉(夏)
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
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※☆*今週のことば*☆※
「一人」を大切に!
これが我らの人間主義。
「心の思いを響かして」
希望と確信の対話を。
さあ仏縁の拡大だ!
2016年8月29日
※☆*寸 鉄*☆※
自己の完成には他者との交流が必要―文豪。学会活動は成長と幸福の大道
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「国際部の日」。舞台は世界!輝く人格と語学力で生命尊厳の哲理を発信
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「此の法門を申すには必ず魔出来すべし」。難を越える祈りと信心で勝て
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無利子奨学金拡充。適格者全員に貸与へ―文科省公明よ希望の政策さらに
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猛烈な台風が接近。万全の備えを!無冠の友よ、無理せず無事故最優先で
【聖教新聞:2016年(平成28年)8月29日(月)付】
※☆*名字の言*※
複数の言語に精通していた歴史家のトインビー博士も、日本語にはなじみが薄かった。それでも日本を訪れた折には、片言の日本語で道を尋ねようと試みている(『回想録I』社会思想社)
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後年の池田SGI会長との語らいは、時に通訳を介さず、身振り手振りを交えて行われた。深遠で哲学的な内容に、通訳が立ち往生する場面もあった。対談集『21世紀への対話』の英語版が完成して今年で40年。2人が「平和」という根本目的で一致していたからこそ、言葉の壁を乗り越え、今も世界の人々に英知の光を送り続けるのだろう
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千葉のある女子部員は「日中友好の懸け橋に」と、中国に留学。帰国後は日本語学校の教師として働き始めた。ある年のクラスには8カ国・地域から学生が集い、文化や習慣もさまざま。口論が絶えなかった
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彼女が立ち返ったのは、「君たちの故郷は『地球』。国籍は『世界』。民族は『人間』だ」とのSGI会長の指針だった。争っていた学生同士をペアにし、共に課題に取り組ませた。すると、協力する中で学生の仲は深まり、かけがえのない友人にさえなった
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他者を敬い、尽くす心と、相手に訴える確固たる信念があって語学の力も生きる。真の国際人とは、人格と哲学の人である。(蹴)
【聖教新聞:2016年(平成28年)8月29日(月)付】
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