浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

欝金/今日の俳句 ≪第2264号≫

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≪2016年(平成28年)9月19日(月)≫(旧暦8/19)
敬老の日


 薬園の欝金の花の夜も匂ふ       寺田木公

 野の道は曲りつ欝金の花ざかり     中田ゆき

 時雨馳せうこんの花のさかりなる    大野林火

 葉隠れに欝金の花の覗きけり      橋本幸子

 欝金黄葉田の一枚を埋めつくす     後藤久美子

 

※ 欝金
 熱帯アジア原産のショウガ科の多年草琉球・台湾には自生し、九州の種子島に自生状態のものが見られる。高さ四〇~五〇センチ(約一尺三寸~一尺七寸)ばかり。根茎は多肉で肥厚し、楕円形の枝を分かち、黄色をしている。長い柄をもった楕円形の葉は、数枚二列に互列し、長さ四〇センチ(一尺三寸)ぐらい。秋に茎頂の葉の間から、二〇センチ(約七寸)ほどの花穂を伸ばし、花を開く。花穂は多数の大きな緑白色の包葉をもち、上部の包葉は淡紅色。花は淡黄色で、一つの包に三~四花をつけ、下から順次に咲く。根茎は黄色素クルクミン・精油澱粉・少量の脂肪油をふくみ、昔は欝金染めといって、絹または綿布の黄色染料、また、漢方の止血薬としても用いた。今日でも薬用、カレー粉の原料とするほか、食品の着色や香辛料として用途がひろい。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*今週のことば*☆※

 多宝の皆さま、万歳!
 創価の長者に感謝を。
 「妙とは蘇生の義なり」
 いよいよ若々しく
 希望の前進を共々に!

2016年9月19日

 


       ※☆*寸 鉄*☆※


 「是を耳に触るる一切衆生は功徳を得る」御書。希望の哲理を語り広げよ
      ◇
 新たな人材は躍動の息吹ある所に育ちゆく。幹部が求道の心燃やし拡大を
      ◇
 信用を得る根本は約束を守ること―恩師。大誠実の振る舞い光る賢者たれ
      ◇
 敬老の日。地域広布の先駆・多宝の友の健康長寿祈る。模範の信心に学べ
      ◇
 国連で日米の高校生が平和会議。原爆の脅威を共有。対話の万波を今こそ

 

聖教新聞:2016年(平成28年)9月19日(月)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※


教学部任用試験は、仏法の骨格を学ぶ最初の試験。近年、新会員などに限らず、会友の受験者が増えており、今回から試験の名称に「仏法入門」が加わった

「今まで受験をかたくなに断っていた友達が今回、受験するのよ」。都内のある婦人部員が笑顔で語った。受験を決めたきっかけは、「任用試験のここが知りたい!」と題した本紙の記事(3日付4面)。幸福な人生をつくる「希望の哲学」を学ぶ機会であること、日本だけでなく、世界中の人が研さんしていることに共感したという

この話を聞いていた別の婦人。「あら偶然! 私の地域でも、あの新聞を見たメンバーが受験するの。彼女も世界中で行われていることに、心を動かされたみたい」。言葉も文化も違う人が仏法を真剣に求める事実が、説得力になっている

とはいえ、「試験」と聞くだけで苦手意識が先立つ友もいる。受験の意義を納得してもらうことは簡単ではない。仏法の実践を通して得た自らの体験を、自らの言葉で丁寧に届けたい

池田SGI会長は「大仏法を探究し、実践する『行学の二道』こそ、わが心に勇気と智慧を育む源泉です」とエールを送る。受験者も応援する友も、試験の機会を上手に“活用”して、人生勝利の転機になれば素晴らしい。(川)

 

聖教新聞:2016年(平成28年)9月19日(月)付】

 

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