紫苑/今日の俳句 ≪第2265号≫
≪2016年(平成28年)9月20日(火)≫(旧暦8/20)
また遅れて 紫苑の高さの 日傘の妻 伊丹三樹彦
喜大き入日紫苑とすすき抱き枯るる 松村蒼石
山晴れが紫苑きるにもひゞくほど 細見綾子
紫苑咲き杉を挽く香の町の口 中村汀女
雨もよひ風をさそひて紫苑立つ 高屋窓秋
※ 紫苑
嫁菜・紺菊・東菊などと同じ属(Aster)のキク科の多年草。山間の草地などにはえているが、観賞用にひろく庭園などに植えられる。茎は直立し、高さ一・五~二メートル。(五~七尺)ぐらい。葉も茎もざらざらしている。根ぎわの葉は大きくて長楕円形だが、上にゆくにしたがって細く小さくなり、互生している。秋に茎の上部に小枝を出し、多数の薄紫色の頭花を散房状につける。秋らしい風情のある清楚な花である。根を乾燥したものを、生薬としてせきどめ・たん切り剤に用いる。漢方で≪紫苑≫というのは、かわかした堅い根のことである。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
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※☆*わが友に贈る*☆※
台風に厳重警戒を!
暴風雨や河川の氾濫
土砂崩れなどに注意!
配達員の皆さまも
どうか無事故第一で!
2016年9月20日
※☆*寸 鉄*☆※
「真の生命尊厳の思想はこの仏法しかない」恩師。平和のために我らは前進
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きょう中部婦人部の日。師弟の道を貫く堅塁の母よ!皆が幸福の一番星に
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「一の師子王吼れば百子力を得て」御書。まず幹部から!正義の言論を拡大
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会場提供者とご家族に感謝を。近隣にも配慮。親しき仲こそ礼儀尽くして
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災害時、安全な避難路が重要―4割超と。官民挙げて万一の備えしっかり
【聖教新聞:2016年(平成28年)9月20日(火)付】
※☆*名字の言*※
「岸壁の母」「浪花節だよ人生は」など、昭和を代表する演歌を次々に生み出した作詞家の藤田まさと氏。心に染みる名曲の数々は、どんな思いでつづられたのだろうか
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氏が、作詞の心構えについて述べている。「詩はね、美辞麗句を格調高く並べ、百万人のために作ろうとしてもダメなんだ」「たったひとりの悩み、悲しみ、訴えを書き得てはじめて百万人が耳を傾けてくれるし、泣いてくれるんだ」(星野哲郎著『歌、いとしきものよ』岩波現代文庫)
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釈尊の十大弟子の一人である富楼那は9万9千人に弘教し、「説法第一」と言われた。だが、彼の雄弁の力は、決して人当たりのよい、巧みな弁舌によるものではなかった。富楼那の力の源泉は「民衆を、不幸な人々を、何とかしたいとの『情熱』と『知恵』の発露であった」と、池田SGI会長は論じている
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「平和」や「人間愛」などを一般論で語るだけでは、万言を費やしても、人の命には響かない。社会は動かない。「一は万が母」(御書498ページ)との御聖訓を、深く拝したい
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“あの友を幸せにしたい”“あの青年を必ず広布の人材に”――今、具体的な「一人」を思う情熱が、胸中に燃えているかどうか。その心から発した行動こそが、広宣流布の万波となる。(誠)
【聖教新聞:2016年(平成28年)9月20日(火)付】
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