浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

木槿/今日の俳句 ≪第2274号≫

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≪2016年(平成28年)9月29日(木)≫(旧暦8/29)

 

 川音や木槿咲く戸はまだ起きず   立花北枝

 北国の日の衰へし花木槿      青柳志解樹

 墓地越しに街裏見ゆる花木槿    富田木歩

 山水を引きて住みなす白木槿    二階堂支草

 寺庭に蕎麦を売る店鼻木槿     田宮涼枝


※ 木槿・もくげ・槿・木槿
 芙蓉・扶桑花(ぶっそうげ)・紅蜀葵(こうしょくき)などと同じ属のアオイ科の落葉低木。原産地は中国・インド。初秋を代表する花の一つ。観賞用・いけがき用に植えられる。高さ三メートル(約一〇尺)ぐらい。枝はしなやかで強く、葉柄のある葉は、互生し、卵形で、時に浅く三裂し、ふぞろいの、あらい鋸葉をもつ。初秋のころ、花径六~一〇センチ(約二寸~三寸三分)の、普通は紅紫色の美しい五弁花を開く。白色や花の底が紅色のもの、また重弁の品種もある。白い花のもののつぼみをつんで、かわかしたものを≪木槿花≫といって、漢方では胃腸薬に用い、また、木皮・根皮も漢薬として用いる。繊維は製紙の補助原料、幹や枝は、いけばなの根締めに使う。万葉時代のアサガオは、このムクゲであったとの説もある。


【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*☆※

 全ては祈りから始まる
 忙しい時こそ
 誓願と感謝の題目を!
 そこに最高の智慧と
 行動する勇気が湧く!


2016年9月29日

 


       ※☆*寸 鉄*☆※


 日中国交正常化44周年。「平和の金の橋」を若人が継承。友好の絆は万代へ
      ◇
 埼玉青年部の日。鉄桶の団結でわが地域に人材の城を。常勝の金字塔築け
      ◇
 恩師「広宣流布は一対一の膝詰めの対話からだ」。幹部は友の元に足を運べ
      ◇
 ヤング・ミセスが活動・家事・育児に大奮闘!幸の連帯広げる先頭走者よ
      ◇
 上半期の訪日外国人数が過去最多に。観光立国へ異文化共生の思潮さらに


聖教新聞:2016年(平成28年)9月29日(木)付】

 


      ※☆*名字の言*※


長嶋茂雄氏が言った「メークドラマ」が新語・流行語大賞に選ばれたのは20年前だった。プロ野球の巨人が、首位との最大11・5ゲーム差をひっくり返して優勝した歴史は、語り草になっている

それと同じゲーム差を逆転するドラマが、再び生まれた。北海道日本ハム・ファイターズのリーグ制覇だ。大きく出遅れ、まだ3位だった前半戦、「(首位の)ホークスしか見ていない」と栗山英樹監督は語った。指揮官の執念が、下馬評を覆す快進撃を生んだ

竹田憲宗球団社長も本紙「トーク2016」で述べていた。「『日本で2番目に高い山は?』と聞かれても、答えられる人は少ない。どんなことでも1番を目指すべきです。全力で立ち向かい、頂点を目指す意欲が大事です」

想像も及ばぬ逆転劇はスポーツの醍醐味といえる。最後まで分からないのが勝負の世界。ゆえに、勝敗はまず、自分の心の中で決まる。諦めた瞬間に勝負は終わるが、周りが“もう無理”と思っても、“まだいける”と自分で自分を諦めない限り、活路はある

かつて池田SGI会長は、スポーツ部の友に語った。「君たちは、勝つために生まれてきた。『絶対に勝つ』ための究極の力が、信心である」。人生という名の勝負もまた、方程式は変わらない。(鉄)

 

聖教新聞:2016年(平成28年)9月29日(木)付】

 

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