浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

臭木の花/今日の俳句 ≪第2275号≫

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≪2016年(平成28年)9月30日(金)≫(旧暦8/30)


 花臭木こだまは山の中に栖み     窪田玲女

 川舟へ臭木花咲く坂よけれ      波多野爽波

 臭木咲く禅堂低き垣構へ       原田しずえ

 臭木咲き藩主墓前の一区画      山本紅園

 熊野道臭木もひそと花掲ぐ      田中君代


※ 臭木の花・常山木の花
 日本・台湾・朝鮮・中国に広く分布する高さ一・五~三メートル(五~一〇尺)ぐらいの落葉低木。葉はかなり大きく、広卵形で長い柄をもって対生し、短い毛が密にはえ、少し臭気がある。八、九月ごろ、枝さきに集散花序を出し、白色でよいかおりのする花を多数開く。丸い果実は藍色に熟し、果実の下部に、星形で紅紫色の萼がある。果実を染料にし、若い葉を食べる。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】

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       ※☆*わが友に贈る*☆※

 「使命」とは
 与えられるのではなく
 自ら選び取るものだ。
 不屈の努力と忍耐で
 わが人生を勝ち開け!

2016年9月30日

 


       ※☆*寸 鉄*☆※


 SGIは生命尊厳の哲学で現代世界の変革に挑む―教授。平和世紀を必ず
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 御書「法華経と申すは一切衆生を仏になす秘術」対話こそ自他共の幸福道
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 「統監部」の友の地道な奮闘に感謝!広布万年の礎築く尊行。福徳は三世に
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 粘り強さなしに偉大な事業は達成されぬ―哲人。わが誓願へ挑戦また挑戦
      ◇
 交通事故死0目指す日。原因の半数超が脇見や不注意と。焦らず安全第一


聖教新聞:2016年(平成28年)9月30日(金)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※


「忘れえぬ人はいるけど名を忘れ」「お辞儀して共によろけるクラス会」「女子会と言って出掛けるデイケアー」。場面を想像すると、思わず笑みがこぼれる

これは全国有料老人ホーム協会主催の「シルバー川柳」入選作。今、全国で巡回中の「平和の文化と希望展」でも紹介されている。岡山・津山展に足を運ぶと、この展示の前で足を止めたり、メモを取る人が多かった。年配者だけでなく若い人も。わが家のおじいちゃん、おばあちゃんを思い浮かべているのだろうか

空前の超高齢社会を迎えた日本だが、ユーモアを忘れず、しなやかに老いを楽しもうとする心は素晴らしい。学会にも、人を励まし、元気にする知恵と経験の豊かな、人生の先輩が大勢いる

ある座談会に参加した時のこと。しぶしぶ参加した様子の中学生が後方に座った。すると、多宝会の女性が「来られましたよー」と皆に知らせる。すかさずもう一人が「よう来たねえ」と背中をさすった。別の一人は、わが子の態度に気をもむ母親を「誰もが通る道よ」と優しく励ます。絶妙な連携にうなった。終了後、母子は笑顔で帰っていった

長命をことほぎ、後継の友を慈しみ育てながら、老いも若きも励まし進む“学会家族”の姿に、長寿社会のモデルを見た。(奨)


聖教新聞:2016年(平成28年)9月30日(金)付】

 

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