浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

刈萱/今日の俳句 ≪第2280号≫

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≪2016年(平成28年)10月5日(水)≫(旧暦9/5)


 刈萱にいくたびかふれ手折らざる   横山白虹

 刈萱の靡くともなく穂に出でぬ    河野柏樹子

 刈萱を束ね立て干し五所ヶ原     西村公鳳

 刈萱の身丈に余る蛇笏の日      田中鬼骨

 刈萱のたへにも白し泊り       吉岡禅寺洞


※ 刈萱
 イネ科の多年草。山野の乾燥地に普通にはえるオガルカヤと、山地あるいは原野にはえるメガルカヤとがあり、どちらも別名をカルカヤという。桔梗・刈萱・女郎花というふうに呼ばれ、秋の七草の一つに数えられたこともあったが、これといって特色はない。高さ一~一・五メートル(三尺三寸~五尺)ぐらい。葉は稲に比べてはるかに細長く、下部にはあらい毛がはえている。秋に葉腋に総状花序を出して開く褐色の葉も目だたない。オガルカヤは一名雀刈萱といい、花穂がかれんである。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*☆※

 努力の人を見つけ
 皆でたたえよう!
 「分かってくれている」
 その安心と喜びの心が
 さらなる力を引き出す!


2016年10月5日

 


       ※☆*寸 鉄*☆※


 SGIは世界市民を育む学校―博士。地球的に考え地域で行動する賢者と
      ◇
 世界教師デー。「教育のための社会」こそ平和の礎。聖業担う教育本部が模範
      ◇
 中部青年部の日、30周年。列島の要に光る人材城。君よ拡大の一番星たれ!
      ◇
 勇気の極限は危機にあって大胆であること―哲人我らは絶対勝利の信心で
      ◇
 極度の貧困層、7億人超。半数は17歳以下―世銀。人類益の行動を今こそ。


聖教新聞:2016年(平成28年)10月5日(水)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※


1990年代のユーゴ紛争後も、民族間の緊張が続くセルビア共和国。民族が違えば子ども同士も悪口を言い合う。そんな状況下、日本紛争予防センターによる「和解プロジェクト」が実施された

同じ市に住む異なる民族の小学生が“協力して街を清掃する”というもの。まず街の地図を皆で作った。それまで近づかなかった相手の居住地について質問が飛び交う。やがて一体感が生まれ、会えば仲良く立ち話をするように

そうした姿をきっかけに大人たちにも変化が表れる。民族の異なる教員同士の交流が盛んになり、三つの小学校が共同で環境カリキュラムを考案したという(瀬谷ルミ子著『職業は武装解除朝日新聞出版)

心に深く刻まれた憎しみや敵対感情は、容易に消せるものではないだろう。真の和解には、さらに長い時間と粘り強い取り組みが必要に違いない。それでも、このプロジェクトには「人間は分かり合える」という希望の萌芽を感じる

池田SGI会長は冷戦時代、米ソ首脳会談を提唱しつつ、各国指導者と対話を重ねた。国家間の友好を永続的にするために、青年や教育の交流に力を入れてきた。直接、会って語る――国家の次元でも、私たちの生活の場面でも、これほど実り多く、確かな平和への行動はない。(馨)


聖教新聞:2016年(平成28年)10月5日(水)付】

 

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