溝蕎麦/今日の俳句 ≪第2292号≫
≪2016年(平成28年)10月17日(月)≫(旧暦9/17)
みぞそばに沈む夕日に母を連れ 中村汀女
溝蕎麦の鳥の脚よりなほ繊き 水野孫柳
みぞそばのかくす一枚の橋わたる 山口青邨
みぞそばの折り重なるも氷室あと 日野たんぽぽ
みぞそばの茂みなれども水浸し 種田果歩
※ 溝蕎麦
原野・山道、平地の道ばたなどの湿地、みぞのようなところにはえるタデ科の一年草で、群生している。茎の高さは三〇~五〇センチ(一尺~一尺七寸)。茎はまばらに枝を分かち、稜がある。稜にそって下向きに小さな棘がはえている。葉はソバに似て密生し、秋のころ、茎の上の枝さきに頭状様の花穂を出し淡紅色、上部が紅色で下部が白色、または白色・淡緑色・緑色などさまざまの色の小花を十個前後つづる。よく見ると、かれんな美しい花である。春の若い葉をつんで、ゆでてさらして、浸し物、汁の実などにして食べる。
【「現代俳句歳時記(春)/角川春樹編」(角川春樹事務所)より転載】
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※☆*今週のことば*☆※
「屡(しばしば)談話を致さん」
全ては対話から始まる。
誠実に耳を傾け
確信と希望を語れ!
さあ躍動の座談会だ。
2016年10月17日
※☆*寸 鉄*☆※
励ましの心に満ちた学会と平和を築きたい―韓国元首相。人類融和の要と
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「板橋の日」45周年。堅固なる錦州城ありて大東京は盤石。さあ拡大へ前進
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「かくれての信あれば・あらはれての徳あるなり」。純真に貫く人が勝つ仏法
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観測可能な銀河は従来説の20倍、2兆個と。宇宙は広大。我らの心の宇宙も
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「貧困撲滅のための国際デー」。根深い格差社会。共生哲学の浸透を今こそ
【聖教新聞:2016年(平成28年)10月17日(月)付】
※☆*名字の言*※
〽ああ紅の 朝明けて……。全国で行われている本部幹部会・四国総会の中継行事。四国の青年・未来部の代表による学会歌「紅の歌」の大合唱は圧巻だった
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35年前、池田SGI会長と四国青年部の“共同作業”で誕生した「紅の歌」。今回、ステージに立ったメンバーは当時の青年部の子、孫に当たる世代だ。「当時の男子部の方々が、池田先生に体当たりでお願いをして出来上がった歌だと知り、驚き、感動した」との声があった
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幹部会の最後には「紅の歌」の新歌詞が発表され、2番の「父の滸集いし」の一節が「師の滸集いし」と歌われることに。歌詞は「子よ大樹と 仰ぎ見む」と続く。行頭の2文字を並べると「師子」に。「紅の歌」に今再び、四国で新たな命が吹き込まれた
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「日本とブラジルの学会の共通点は何ですか」。幹部会前日の交流会で、ブラジルの青年リーダーが、香川の未来部員の質問に答える場面があった。「師を求める心です。両国の距離は離れていますが、その心は同じです」。来日した同国の22人は全員が弘教を達成し、師が待つ日本に集った
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師弟の精神とは、物理的な触れ合いではなく、心に師を抱き、師に誓い、それを成し遂げようとする必死の行動の中に脈動するのだ。ここに、創価の「師子」の姿がある。(差)
【聖教新聞:2016年(平成28年)10月17日(月)付】
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