浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

藪虱/今日の俳句 ≪第2295号≫

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≪2016年(平成28年)10月20日(木)≫(旧暦9/20)


 人影や息を殺せる藪じらみ     相生垣瓜人

 冒険の足りなき日々や草虱     能村研三

 草じらみつけ峯入りの列にあり   高橋よし子

 過ぎし日をたづねあるけば草虱   遠藤梧逸

 草虱有馬の坂にむしりけり     山尾玉藻


※ 藪虱・草虱
 野原の道ばたにたくさんはえている高さ六〇センチ(約二尺)内外のせり科の越年草。葉は互生し、再羽状に細かく裂け、小葉は卵状披針形で、とがった鋸歯がある。夏に小白花を開くが、秋に熟す果実は長さ三ミリ(約一分)ぐらい。卵状楕円形で、棘状の毛を多くおびている。藪にはいると、からだによく付着するので、シラミにたとえ、ヤブシラミという。属の異なるものにオヤジラミ(雄藪虱)があり、果実も棘も大きく、これもよく他物に付着する。


【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】

 

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       ※☆*わが友に贈る*☆※


 信心に無駄は無い。
 「必ず意味がある」と
 わが一念を定めよ!
 そのとき全ての苦難は
 幸福の糧に変わる!


2016年10月20日

 

       ※☆*寸 鉄*☆※


 創価の青年ならできる!多様性尊ぶ平和の建設―博士。君の双肩に未来が
      ◇
 「広島の日」。友情の拡大で不戦の潮流を!同志の胸に師弟の誓いは赫々と
      ◇
 美徳も己の内に止まれば無に等しい―作家。今日も最前線へ。激励の声を
      ◇
 サイバー攻撃は年々増加と。暗証番号の使い回しは厳禁だ。警戒を怠るな
      ◇
 リサイクルの日。日常の工夫と努力を。循環社会は各人の“心の変革”から


聖教新聞:2016年(平成28年)10月20日(木)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※


牛に優しく接すれば、乳量は増える――そんな研究結果が今夏、英国での国際応用動物行動学会で発表された

牛を待機場から搾乳場に移す際、「ほら」「おい」などと命令口調でせかすか、逆に、なでたり優しく声を掛けるか。2通りの態度で、1カ月間、約70頭に接し続けた。後者の態度を受けた牛は、乳量が増える傾向に。特に、若い牛への影響が大きく、後者の態度で1回接するたびに平均乳量が約600ミリリットル増え、前者では1回ごとに約400ミリリットル減ったという。命あるもの、気持ちは確かに通じていくという一例だろう

教員を37年務めた教育本部の友が「子どもには、大人が『私』を主語にした『I(私)メッセージ』を届けてほしい」と、先日の全国県未来本部長・未来部長会で語っていた

「宿題しなさい」などという“上から目線”の命令は逆効果。そうでなく「宿題をしてくれると、お母さんはうれしいよ」と、同じ目線に立って「私」の思いを伝える。それだけで、子どもの受け止め方は大きく変わる。何より、子どもと向き合う大人の側の心が変わっていく、と

策や方法の話ではないだろう。心は言葉に表れる。だからこそ言葉には、人を立ち上がらせる力がある。祈りを込めた真心からの言葉を、きょうも友に届けたい。(鉄)


聖教新聞:2016年(平成28年)10月20日(木)付】

 

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