胡桃/今日の俳句 ≪第2303号≫
≪2016年(平成28年)10月28日(金)≫(旧暦9/28)
胡桃落つ音すぐ消えて山の池 飯田龍太
晴れし日の胡桃の落つる音と知る 中村汀女
ひと死して小説了る炉の胡桃 橋本多佳子
胡桃割る燈の円光の一家族 大野林火
父といふしづけさにゐて胡桃割る 上田五千石
※ 胡桃・姫胡桃・鬼胡桃・胡桃割る
普通にクルミと呼んでいるのは鬼胡桃で、属のちがうものに野胡桃・沢胡桃がある。鬼胡桃は、果実をとるかめ各地で栽培されている。球状の果実は、はじめ青く、秋に熟して黄緑色となり細毛をかむっている。径三センチ内外。中に皺溝のあるきわめて堅い核があり、そのなかに薄い種皮に包まれた肥厚した白い子葉がはいっている。食用になるのは、この子葉で多量の脂肪油をふくみ、栄養に富んでいて、すこぶる美味である。鬼胡桃の名は、核面のなめらかな姫胡桃に対し、凸凹があって醜いからである。野胡桃は、果穂を黄色染料とするほか、種々の用途に用いられるが、食べられない。沢胡桃は、藤胡桃・川胡桃ともいい、渓流のかたわらに多い高木。これもしとはならない。
新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
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※☆*わが友に贈る*☆※
新しい同志を
皆で育んでいこう!
善き縁に触れることで
生命は劇的に変わる。
人材の花園を築け!
2016年10月28日
※☆*寸 鉄*☆※
情熱なしでは物事は動きださない―恩師。平和の為に!熱き心で語り抜け
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「仕事は3人前」の気概で挑戦。創価の若人ならば。信心即社会の闘士に栄冠
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未入会家族の理解に感謝を。日々の振る舞いこそ和楽の土台。誠実第一で
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肺炎患者が過去最多で推移。学級閉鎖の小学校も。嗽、手洗い、マスク着用を
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日本の男女平等度111位。女性が輝けば未来は明るく。官民挙げて改善急げ
【聖教新聞:2016年(平成28年)10月28日(金)付】
※☆*名字の言*※
「池田SGI会長の著作は、世界中の読者に、生きる勇気と希望を与えてこられました」――先日、和歌山県の書店商業組合から、SGI会長に文字・活字文化振興への功労をたたえて感謝状が贈られた
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その報に胸を熱くした和歌山の壮年がいる。彼は青年時代、“読書は人間を育てる”とのSGI会長の指導に触れ、息子への読み聞かせを始めた。さらに地域の父親たちと連携し、“男性だけの読み聞かせサークル”を立ち上げたのである
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全国でも珍しい取り組みに、図書館や小学校からの依頼が殺到。東日本大震災の翌年には、宮城県石巻市内の五つの幼稚園や保育所を訪問した。活動の様子はテレビや新聞などで取り上げられ、行政から表彰も受けた。「読書は生きる力になる。子どもたちが笑顔になっていく姿に触れるたび、そう強く感じます。こちらが教えられる思いです」と、彼はかみ締めるように語った
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冒頭の贈呈式の謝辞で、SGI会長は述べている。「人生を幸福に導く力を持つ良書との出あいを、どれほど若い世代に贈っていけるか。これこそ、私たち大人の責務でありましょう」
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本に触れる喜びを知ることは、かけがえのない人生の宝。親子で読み、共に語り合う“成長の秋”にしたい。来月9日まで読書週間。(航)
【聖教新聞:2016年(平成28年)10月28日(金)付】
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