蜜柑/今日の俳句 ≪第2305号≫
≪2016年(平成28年)10月30日(日)≫(旧暦9/30)
密柑山ま白き雲の夜も満つ 加倉井秋を
をとめ今たべし蜜柑の香をまとひ 日野草城
蜜柑山黄のまんだらに大き寺 大野林火
生い立ちに風は集まる蜜柑山 河野志保
脱稿の夜が更けてをり蜜柑剥く 鳴海清美
※ 蜜柑・青蜜柑・蜜柑畑・蜜柑山
蜜柑の類は、柑橘類ともいい、日本で栽培される果樹のなかで最も重要なものの一つ。温州蜜柑は、中国で蜜柑の栽培の盛んな温州の名をとってあるが温州とはまったくかかわりがなく、日本で生まれた品種で、その栽培の歴史は三百年の長さに達し、特に明治以降に品種の改良や栽培法が発達し、在来種の紀州蜜柑を、しだいに駆逐し、蜜柑類の王座を占めるにいたったもの。果実は小型、扁球形で、径五~八センチぐらい。赤みのかった橙、色でなめらか、光沢が美しく、果皮は柔らかくてすぐにむけ、果肉は濃い橙色、柔軟で水けが多く、すこぶる美味。クエン酸をふくみピタミンCの含有量も多い。果肉もまた栄養に富んでいる。一般に冬暖かい地方が適し、鹿児島のように暖かすぎても、よいものは育たない。温州蜜柑に近縁の種に八代蜜柑・九年母がある。
新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
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※☆*わが友に贈る*☆※
わが地域こそ
世界広布の本舞台だ。
互いの心田耕す対話で
信頼と友情の根を
着実に広げよう!
2016年10月30日
※☆*寸 鉄*☆※
「我も唱へ他をも勧ん」人生こそ無上の道。さあ快活に!今日も学会活動
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福島の日。うつくしまに広がる励ましの絆。不撓不屈の前進は福光の希望
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ただ講義するのではなく信心の楔を―恩師。任用試験へ教える側も全力で
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横浜の中学生85%「危険薬物は手に入る」と。忍び寄る魔物。社会から根絶
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信仰の強制は不信仰を生む―哲人。脱講止まらぬ宗門。ノルマ地獄の末路
【聖教新聞:2016年(平成28年)10月30日(日)付】
※☆*名字の言*※
薩摩藩と長州藩の「薩長同盟」締結から、本年で150年。江戸幕府を倒し、明治維新へと続く、近・現代史の転換点の一つと位置づけられている
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両藩は、「薩賊」「朝敵」と罵倒し合い、同盟締結の1年半前まで直接砲火を交えていた。犬猿の仲が手を結ぶ、極めて困難な交渉に臨んだのは、薩摩の西郷隆盛、長州の木戸孝允、仲介役の土佐・坂本龍馬ら、いずれも20代・30代の青年だった
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締結の直前、龍馬は書簡につづっている。「何の志ざしもなき所ニ ぐず〳〵して日を送ハ、実ニ大馬鹿ものなり」(宮地佐一郎『龍馬の手紙』講談社学術文庫)。前例やしがらみにとらわれず、高い志のために決断し、連帯を広げることができるのは、いつの世も青年の特権であろう
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今秋、北海道では各地で青年セミナーが開かれ、男女青年部が信仰体験を通し、地域貢献や社会変革への熱意を発表している。ある識者が語っていた。「『連帯』が希薄な世の中で、一人一人の『点』が『線』や『面』に広がっている。理想を抱く若い彼らが元気なら、本当に社会は変わっていくかもしれない」
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連帯は力。一人の力が5倍にも10倍にもなる。創立の月へ、日本の黎明を告げた志士のごとく、青年を先頭に民衆の連帯を広げていきたい。(鉄)
【聖教新聞:2016年(平成28年)10月30日(日)付】
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