浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

落穂 /今日の俳句 ≪第2311号≫

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≪2016年(平成28年)11月5日(土)≫(旧暦10/6)


 落穂拾ふいつしかひとりだけの道   加倉井秋を

 沈む日のたまゆら青し落穂狩     芝不器男

 伸びて来し落穂拾ひの影法師     軽部烏頭子

 月出でてぬくき落穂の一にぎり    新田祐久

 千枚田の落穂拾ひを見たかりし    細見綾子

 

※ 落穂・落穂拾
 稲刈りのあと落ち散った稲の穂。農家では一粒の米も大切に扱うため、落ち穂拾いはゆるがせにできない仕事である。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】

 


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       ※☆*わが友に贈る*☆※

 強盛な祈りと
 不屈の努力ありて
 諸天は厳然と動く。
 「必ず実証を示す」と
 強き一念で進め!


2016年)11月5日

 

       ※☆*寸 鉄*☆※


 「男子部の日」55周年。後継の若獅子よ一人立て!師に応え勝利の金字塔を
      ◇
 人の能力は未だに限界が知られていない―哲人。大胆に新時代を勝ち開け
      ◇
 訓練を受けた人、苦労した人を信用せよ―恩師。今の労苦こそ生涯の財産
      ◇
 大学祭の秋。学生部有志が核廃絶・難民問題等の訴え。平和の潮流を更に
      ◇
 還付金詐欺が増加傾向。高齢者が標的と。家族・地域で声掛け合い断固撲滅


聖教新聞:2016年(平成28年)11月5日(土)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※


各地で木枯らしが吹き、北日本では雪の季節が到来した。この時期、無冠の友が配達に動き始める時刻は、まだ夜の明け切らないことも多い。尊い献身に感謝するとともに、無事故と健康を祈らずにはいられない

かつて取材した北海道・宗谷の無冠の友は語っていた。「除雪車は大きな道しか雪をかかないから、配達の朝は車が動けるように雪かきから始めます。大変ですが、私の一歩で『希望』をつかむ人がいるかもしれない。そう思うとシャベルを握る手にも力がこもります」と

雨の日もあれば風の日もある。前日には天気予報を確認し、配達の準備に思いを巡らす。朝の静けさの中、一軒また一軒、新聞を届ける。黙々と、心を込めて。その正確な歩みは天体の運行をも思わせる。無冠の友の皆さまは地域の希望の太陽だ

池田先生は「無冠」の意義について述べた。「『無冠』の王とは、まさしく権力や財宝や名声といった虚栄の『冠』を悠然と見下ろして、最高無上にして永遠に色あせぬ、正義と人格と福徳の『冠』が輝きわたる生命の王者のことなのであります」

これから各地で「支部ヒヤリハット配達員会」が開かれる。配達時の注意点を確認するとともに、「生命の王者」たる無上の使命をたたえ合いたい。(由)

 

聖教新聞:2016年(平成28年)11月5日(土)付】

 

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