浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

狸/今日の俳句 ≪第2329号≫

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≪2016年(平成28年)11月23日(水)≫(旧暦10/24)
勤労感謝の日


 血けぶらふ狢の贄の月に幾つ
                栗生純夫


 外套の綻びて世に狸れゆくか
                伊丹三樹彦


 晩成を待つ顔をして狸かな
                有馬朗人


 檻の狸とまんじゆう頒つ老いたれば
                清水径子


 狸罠見について行く頬かむり
                中村春逸

 

※ 狸・たのき・むじな・狸罠
 イヌ科の哺乳類で、「むじな」ともいう。狐より小さく肥満している。愛嬌ある顔が人に親しまれている。
 全国の山地草原などの穴や岩間に棲む。夜行性だが、昼間も活動することがある。毛皮は防寒用に、毛は毛筆に、肉は狸汁などにして食する。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】


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       ※☆*わが友に贈る*☆※


 近隣との絆が強いほど
 安心と希望が広がる。
 爽やかな挨拶と笑顔で
 皆の心を結びゆこう! 
 地域を照らす灯台たれ!


       (2016年)11月23日

 


       ※☆*寸 鉄*☆※


 「喜とは自他共に喜ぶ事」御書。座談会は最高の喜びの園。励ましで満たせ
      ◇
 江戸川の日。全てに第一と光る民衆王国。東京の心臓部から正義の旋風を
      ◇
 他人ではなく昨日の自分に勝ちゆこう!挑戦と前進を続ける人が青年なり
      ◇
 中小企業が元気なら国民生活に活力が。公明が後押しを!「勤労感謝の日
      ◇
 特殊詐欺、いまだ増加傾向。被害の8割が高齢者。周囲の声掛けで賢く撃退


聖教新聞:2016年(平成28年)11月23日(水)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※


秋の行楽シーズン。新幹線などの車内販売で、時々、後ろ向きにワゴンを引く姿を見掛ける

ワゴンを切り返すスペースがないわけではない。実は“伝説のカリスマ販売員”の茂木久美子さんが編み出した方法なのだそうだ。通り過ぎた客と視線を合わせて“欲しいサイン”をキャッチしたり、客の足にワゴンがぶつかるのを防いだりする利点があるという(本紙12日付)

他にも、お釣りを素早く渡せるよう、あらかじめ準備したり、商品のやりとりの際、「今、富士山が見えますよ」と一言添えたり。ちょっとした心遣いだが、“客に気持ちよく過ごしてもらいたい”という思いが表れている

“物を売るだけ”と考えてしまえば、知恵も意欲も湧かない。仕事の意義を見いだして、工夫を加えたり、交流する人の幅を広げることで、やりがいをつかむ――ポジティブ心理学で言う「ジョブ・クラフティング(作り上げる)」である。大切なのは、現状を今一度、見つめ直すこと。自身の動機や強みを確認していけば、必ず気付きがある

万事、“当たり前”“仕方がない”と決めつければ向上はない。目の前の課題を、心を働かせて見つめ直す。たゆまぬ工夫と挑戦の中で突破口は開けよう。価値創造の知恵は足下にある。(朋)


聖教新聞:2016年(平成28年)11月23日(水)付】

 

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