木菟(みみづく)/今日の俳句 ≪第2333号≫
≪2016年(平成28年)11月27日(日)≫(旧暦10/28)
山の童の木菟捕へたる鬨あげぬ
飯田蛇笏
木菟飼はれ眠れるさまのつづくなり
大野林火
木菟鳴くや力尽して粥食へば
目迫秩父
木菟の夜を沖かけてくる波がしら
斎藤梅子
出羽三山闇に溶けゆく木菟鳴いて
秋山花笠
※ 木菟(みみづく)・づく。
フクロウ科の鳥のうち、耳と呼ばれる羽角(飾羽)がある大木葉木菟などの総称。丸い頭にあるこの羽角が兎の耳に似ているので「木菟」と書く。夜行性で野鼠や小鳥を捕食する。ウオッ、ウオッウオッと低く鳴く。低山帯の木の洞などに巣を作る。木菟も留鳥で冬季に限らない。
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】
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※☆*わが友に贈る*☆※
仏法を語ることは
自他の仏性を薫発する
最も尊い聖業だ。
広布のロマンを胸に
心軽やかに友の元へ!
2016年11月27日
※☆*寸 鉄*☆※
人々に希望与える創価の青年の対話は頼もしい―元学長。平和建設の主役
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静岡・富士宮の幹部会が350回。勇敢に地道に。正義を広げる友に福徳は燦然
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褒める事それ自体が芸術―作家。幹部は励ましの達人に。万の力を生む源
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暖房器具は使用前に必ず清掃・点検を。埃や断線は火事の元。大事故を防げ
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子供の貧困率、初の減少と。公明が先導し一人親家庭等を守る政策を更に
【聖教新聞:2016年(平成28年)11月27日(日)付】
※☆*名字の言*※
「若いころの私は『百日の労苦は一日の成功のためにある』という考えに傾いていた」と述懐したのは、物理学者の湯川秀樹博士。研究者として、結果を追い求める青年の姿が目に浮かぶ
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しかし、年を経るごとに考え方が変わった。「ある人が何のために努力しているか、何を苦労しているかという面を、もっと重要視しなければならない」と(『現代科学と人間』岩波書店)
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漫画家を志す牙城会大学校生の男子部員。プロを目指し、出版社に作品を送るが、なしのつぶて。厳しさに直面し自信がぐらつく。そんな彼を飛躍させたのは牙城会大学校の友。自分よりずっと大変な状況の中で、周囲の友を温かく励ましていた。「自分も、悩んでいる人が元気になるような漫画を描きたい」と強く思うようになった
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何のために描くのか――腹が決まった彼は、祈りを根本に、猛然と描き始めた。その結果、投稿した作品が人気漫画誌の新人賞に入選。今、仏壇の御祈念板には「人の心を動かす作品を作る」と記されている
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結果はもちろん大切だが、一喜一憂する必要はない。「何のため」という目的が定まれば、過程の一歩一歩が価値ある歩みとなり、結果もおのずとついてくる。信仰は自分自身の人生をより強く、深く生きるためにある。(値)
【聖教新聞:2016年(平成28年)11月27日(日)付】
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