浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

鳰/今日の俳句 ≪第2336号≫

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≪2016年(平成28年)11月30日(水)≫(旧暦11/2)

 

  鳰くぐり水輪を一つ残しけり
            吉永すみれ


  またたけば数の増えをり鳰
            五十嵐勉


  メビウスの輪を抜けそこらじゆうに鳰
            松永典子


  まつ晝間の酒や鳰は潜るのみ
            中原道夫


  鳰の浮ききし方の暮れてをり
            舘岡沙緻

 

※ 鳰(かいつぶり)→にほ・にほどり。
 カイツブリ科の水鳥で、鳩よりやや小さく鴨型をしているが、趾には膜がついていて水掻きの用をたす。巧みに泳ぎ、水中に潜って魚を獲る。キリッ、キリッ、キリリリとかフィリリリなどと鳴く。鴛鴦と同様に留鳥なので、厳密には冬鳥ではないのだが、冬の沼池で目につくことから冬の季語とする。繁殖期には浮巣を作る。
→浮巣(夏)。


【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】


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       ※☆*わが友に贈る*☆※


 自ら挑戦する意欲を
 引き出してこそ
 真の「励まし」だ。
 共に祈り 共に動き
 苦楽の坂を越えゆこう!


        2016年11月30日

 

       ※☆*寸 鉄*☆※


 民衆奉仕という点で会長は世界に類を見ない―元最高裁長官。平和の道標
      ◇
 統監部の皆さまに感謝!「一人を大切に」の労苦ありて広布の土台は盤石
      ◇
 会合も指導も準備で決まる。漫然とした内容では無慈悲。幹部は全精魂を
      ◇
 仕事で言われ一番嬉しい言葉はありがとう―調査感謝の心が社会を豊かに
      ◇
 高速逆走防ぐ機器開発へ―国交省。家族・地域の声掛けも更に。高齢者守れ


聖教新聞:2016年(平成28年)11月30日(水)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※

 

「思いもしませんでした。こんな年で試験を受けるとは」と婦人が語っていた。教学部任用試験(仏法入門)に合格した、札幌の97歳の新入会者だ

「幸せになるのに年齢は関係ないよ」と家族に勧められて今年、入会。拡大鏡を手に、本紙を隅々まで読むのが何より楽しい日課となった。今回の試験も、特別に大書してもらった教材を、何度も声に出して学んだ

各地の座談会でも、学ぶ喜びを生き生きと語る新入会の受験者の姿が見られた。「仏とは“どこか遠くではなく自分の中に”という考え方に、勇気をもらった」「十界論は自分の生命を見つめる哲学。手帳に書いて持ち歩いています」――「入門」にとどまらず、仏法の「真髄」に迫る研さんであろう

仏教を評価したドイツの哲学者ショーペンハウアーは、「知は力なり」との格言を「とんでもない」と言った。「きわめて多くの知識を身につけていても、少しも力をもっていない人もあるし、逆に、なけなしの知識しかなくても、最高の威力を揮う人もある」と(細谷貞雄訳『知性について 他四篇』岩波文庫

10万人を超える老若男女が、全国の津々浦々で、自身の生命を見つめ、使命を考える。そして「知」を生きる力と変えゆく、かけがえのない民衆運動となっている。(鉄)


聖教新聞:2016年(平成28年)11月30日(水)付】

 

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