浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

十二月/今日の俳句 ≪第2337号≫

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≪2016年(平成28年)12月1日(木)≫(旧暦11/3)

 

  十二月六日の沖の帆が君か
             坪内稔典


  十二月八日金属疲労深くせり
             杉﨑ちから


  仲見世の裏行く癖も十二月
             石川桂郎


  青空を海に拡げて十二月
             伊藤通明


  なき母を知る人来たり十二月
             長谷川かな女

 

※ 十二月
 日が短く日ごとに気温が下がってきて、都会では暖炉・ヒーター・火のそばが、農村では日向や炉ばた・炬燵が恋しくなる。野外では草木が枯れて、しだいに冬ざれの蕭条たる風情を加えてゆく。十二月も半ばになると、町村・都会の別なく、あわてだしい歳晩の気分がただよい、年の瀬の感じが深まる。
→師走

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*☆※


 さあ師走の12月。
 本年の総仕上げへ
 朗々たる勤行・唱題で
 一日をスタートしよう!
 歓喜の凱歌を共々に!


         2016年12月1日

 

       ※☆*寸 鉄*☆※

 

 子供は未来からの使者と思って大切に―戸田先生今日から未来部勝利月間
      ◇
 千葉婦人部の日。郷土に希望の光を広げる太陽の母たち。旭日の如き前進
      ◇
 必要とする一切は君自身の中に―作家。己を信じ祈れ。壁破る力はそこに
      ◇
 人を健康で幸福にするのは良好な人間関係―研究信頼結ぶ同志の姿が証明
      ◇
 小事が大事。幹部は火災・交通事故への注意促す声掛けを。多忙な師走こそ


聖教新聞:2016年(平成28年)12月1日(木)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※


座談会は“感動の宝庫”だ。先日の座談会で出会った夫婦の話。妻は、夫のワイシャツの洗濯だけは、息子の嫁に任せなかった。夫が疲れた日の襟元は、普段より汚れていて、本人が言わずとも、その汚れ具合で夫の体調を察知した

結婚当初の夫は病弱だった。妻は食生活などにも細かく気を配り、夫の健康を祈り続けた。襟元の“小さなサイン”も見逃さない妻に支えられた夫は、先頃、晴れて定年退職。妻へ感謝を伝えるシーンに胸が詰まった

今年の座談会では、こんな場面もあった。少年部員が目標を発表した。「毎日、お題目に挑戦します。まず1カ月間、頑張ります!」。参加者は拍手でエールを。それから少年は、唱題を終えるとカレンダーに丸印を付ける日々を重ねていった

後日、地区部長夫婦が少年のもとにやってきた。「君が目標を達成できるように、おじさんもお題目をあげたよ」「おばちゃんも、お母さんから聞いたわよ。『息子が1カ月、やり切りました』って。すごいね」。少年の“決意の一言”を忘れなかった同志。その場にいた皆が笑顔になった

“見守り、期待し、応援してくれる人がいる”と思うと、挑戦する勇気は倍増する。人を励ますための小さな気付きや心配りは、大きな責任感から生まれる。(城)


聖教新聞:2016年(平成28年)12月1日(木)付】

 

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