鮫鱶/今日の俳句 ≪第2340号≫
≪2016年(平成28年)12月4日(日)≫(旧暦11/6)
昼過ぎのプラグが鮫の声を出す
坪内稔典
あふむけの鮫の子息をしてゐたり
大木あまり
いまわれは遊ぶ鱶にて逆さ富士
高柳重信
極寒期うまの合ひたる鮫とウクレレ
栗林千津
鮫一体植つかず糶の終りたり
熊谷愛子
※ 鮫鱶(さめふか)。
軟骨魚網板鰓(ばんさい)のうち、エイ目を除いたものの総称。関西では鱶、山陰では鰐ともいう。頭部の下に口がある。表面はいわゆる鮫肌。鮫は人を襲う凶暴なものと思われがちだが、多くは無害。肉は練製品の材料に、尾鰭は中華料理の高級材料になる。
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】
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※☆*わが友に贈る*☆※
心を動かすのは
真心の言葉と
反応のスピードだ!
近隣や親戚を大切に
信頼の絆を強めよう!
2016年12月4日
※☆*寸 鉄*☆※
平和の理想を掲げる創価の青年こそ社会の希望―博士。君よ使命に胸張れ
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高知婦人部の日。信心は水の流れる如く。この母の行動ありて広布は洋々
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いかなる大業も地道な努力の積み重ねから―戸田先生。今を全力で勝て!
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人権週間。いまだ社会に根深い差別やいじめ。我らの対話で足元から変革
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寝不足は心乱し人間関係にも悪影響―研究。聡明な自己管理に人生の充実
【聖教新聞:2016年(平成28年)12月4日(日)付】
※☆*名字の言*※
年末恒例の「紅白歌合戦」の出場歌手が先ごろ発表された。連続出場のベテランあり、フレッシュな初出場あり。CMソングのヒットで選出された人もいるなど、話題は尽きない
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当初、紅白は「正月のラジオ番組」だった。テレビに切り替わると同時に大みそかへと変更され、日本を代表する“年の瀬の高視聴率番組”となる。近年はテレビ離れも言われるが、紅白を見ないと年が越せないという人は多いだろう。歌には時代や世相を映し、希望を送る力がある
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池田先生が恩師・戸田先生のもとで奮闘していた青春時代。劇場の前を通りかかると、人気歌手の公演に大勢の観客が押し寄せていた。入場を待つ人々が、劇場を二重三重に取り囲むという盛況ぶり。その様子を戸田先生に報告した
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一笑に付されるのかと思っていると、戸田先生は強い関心を示しつつ、真剣な表情で言った。「たいしたものではないか! “歌一つ”“口一つ”で、それだけの人間の心をつかむことができる。学会も、それくらい力ある人材がほしいものだ」
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対話もまた、心をつかむ芸術である。相手が何に悩み、何を求めているのか。どうしたら元気になってもらえるか――どこまでも一人に寄り添い、心のひだに触れるような語らいを広げていきたい。(朋)
【聖教新聞:2016年(平成28年)12月4日(日)付】
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