鮪/今日の俳句 ≪第2341号≫
≪2016年(平成28年)12月5日(月)≫(旧暦11/7)
此の岸の淋しさ鮪ぶち切らる
加倉井秋を
たれかれの話となりし葱鮪かな
斎藤優二郎
葱鮪鍋下町に闇にはかなり
伊藤完吾
鮪糶る男の世界覗きけり
鈴木真砂女
手鉤かけ投げ出す鮪丸太めく
柴田白葉女
※ 鮪(まぐろ)・鮪船・鮪釣。
サバ科マグロ属の硬骨魚で、黒鮪や黄肌などの総称。黄肌は熱帯産で、主として南日本に回遊してくる。黒鮪は、本鮪ともいい、日本近海に広く分布している。肉は赤く、冬から初春の産卵期にかけてが美味であるが、産卵後の肉はまずい。成長にしたがってメジ→ヨコワ→マグロと呼び方が変わる。漁法は現在ではほとんど延縄。
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】
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※☆*今週のことば*☆※
身近な所に青年がいる。
明るく声をかけよう!
「仏種は縁に従って起る」
共感の輪を広げ
地涌の友を呼び出せ!
2016年12月5日
※☆*寸 鉄*☆※
北陸で幹部会。誓願こそ弟子の道。清新な決意に燃えて新しき勝利へ出発
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中国は友誼貫く池田先生の貢献を忘れない―識者周総理との会見から42年
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第2総東京青年部の日。さあ拡大の先駆を!広布電源地の頼もしき後継よ
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「賢きを人」「はかなきを畜」と大聖人。振舞が信頼の基。挨拶一つも真心で
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書籍販売で「文芸作品」が復調と。読書は心の世界旅行。良書に触れ豊かに
【聖教新聞:2016年(平成28年)12月5日(月)付】
※☆*名字の言*※
歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんは当代一の女形。流麗な舞は海外からも高い評価を得ている
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しかし坂東さんが若い頃は、舞台に立つと笑い声が起きた。身長173センチと、女形としては背が高過ぎたためだ。悩みつつ、長身だった過去の女形の写真を見て研究。着物の内で膝を折り、低く見せることを思いつく。体への負担は大きかったが一心に稽古に打ち込み、低い姿勢で踊れるように。後に彼は「人間国宝」に認定された
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女形には不向きな体形だからこそ、芸が深まり、洗練されたともいえる。一流の域まで実力を高めた人は、華やかな舞台の裏で人一倍の努力を忘れないものだ
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福岡の男子部員は数年前、営業職に。だが成績は低迷し、自信を失いかけていた。そんな時、牙城会大学校に入校。会館警備に就く先輩の姿から陰に徹する誇りを学ぶ。以来、彼は早朝の唱題から出発。誰よりも早く出勤し、職場の掃除や仕事の準備に励んだ。しだいに営業成績は伸び、今秋には社内トップに。友人への弘教も実らせた。「努力に徹する中で自信が生まれ、周囲もよく見えてきたんです。先輩方への感謝は尽きません」
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陰の努力の中でこそ、人間の底力が培われる。地道な一歩は栄光への一歩。わが使命の舞台で勝利の大輪を開かせたい。(剣)
【聖教新聞:2016年(平成28年)12月5日(月)付】
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