寒雀/今日の俳句 ≪第2349号≫
≪2016年(平成28年)12月13日(火)≫(旧暦11/15)
力とは地から飛び立つ寒すずめ
五島高資
何もせぬことを訓へに寒雀
村越化石
いささ竹寒雀来よ子無き家に
鍵和田秞子
ばらばらにゐて一斉や寒雀
金箱戈止夫
寒雀ただはらはらと他愛なや
栗生鈍夫
※ 寒雀・冬雀・凍雀・ふくら雀
雀は最も身近にいる親しみ深い鳥である。冬は着ぶくれたような姿をして、じっとしていたりする。枯木に止まっている雀、雪晴れの朝の雀など、いずれも愛らしい。寒中の雀の肉は美味とされ、現在でも賞味されている。
→雀の子(春)・初雀(新年)。
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】
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※☆*わが友に贈る*☆※
言論の力、活字の力で
広布は切り開かれる。
新聞長をはじめ
聖教の拡大に奮闘する
全同志に心から感謝!
2016年12月13日
※☆*寸 鉄*☆※
学会員との出会いで民衆の力の偉大さを感じた―台湾識者。平和へ心一つ
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岐阜「大正義の日」。情熱の師子吼で新しき時代の建設を!堅塁の要の誇り
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人は勇敢であるほど幸せ―哲人。信心とは勇気の異名。今日も不屈の前進
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ふたご座流星群が極大。わが地域にも煌めく青年の人材群を!深き祈りで
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詐欺の手口は狡猾。警戒怠るな。「兼ての用心深ければ身によせつけず」と
【聖教新聞:2016年(平成28年)12月13日(火)≫付】
※☆*名字の言*※
大隅良典氏に贈られた本年のノーベル医学・生理学賞。授賞式が10日、スウェーデンのストックホルムで行われた。式典に先立ち行われた記者会見で、氏は「素朴な疑問を持ち続けることが大事」と若者にエールを送った
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授賞理由となった研究テーマはオートファジー。「自食作用」と訳される。人体は毎日約200グラムのタンパク質を作るが、食事で摂取するのは70~80グラム。足りない分、体内ではオートファジーで分解されたタンパク質がリサイクルされている
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小学生時代、川や海で遊んだという氏。自然の事物に対する興味や疑問は尽きなかった。やがて“ゴミ溜めの機能しかない”と考えられていた細胞の小器官・液胞を研究するように。酵母の観察を続け、生物の重要な作用であるオートファジーを発見した
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疑問を持ち、問い続ける中で思想は深まるものだ。戸田城聖先生は、質問会で発言する人を大切にした。皆の思いを代弁する質問や、深い法理を語る契機になる質問が出ると「よく聞いてくれた。ありがとう!」と称賛を惜しまなかった
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心を働かさなければ、問いを発することはできない。「世界をよりよく変えるには」「平和のために何ができるか」。時に、答えより大事な問いもある。常に「何のため」を問い続けたい。(由)
【聖教新聞:2016年(平成28年)12月13日(火)≫付】
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