除夜/今日の俳句 ≪第2364号≫
≪2016年(平成28年)12月28日(水)≫(旧暦11/30)
除夜の鐘テレビの輪を惜しみ解く
清水清山
わが撞きてわが音として除夜の鐘
加倉井秋を
年の夜やもの枯れやまぬ風の音
渡辺水巴
太綱の闇に入りたる除夜詣
桂信子
枕頭に除夜の金庫を置きて眠る
伊丹三樹彦
※ 除夜・除夜の鐘・除夕・年の夜。
大晦日の夜。年の夜,大年,年越しなどともいう。神社では大祓(おおはらえ)といって人形(ひとがた)に託して罪穢を流し,寺院では百八煩悩の鐘をつき鳴らす。除夜の鐘は午前零時の前後につかれ,ここに年の境のあることが一般に認められているが,一日の境を日没時とする日本の古い考えでは,除夜はすでに新年に属し,来臨する年神をまつる神聖な夜であった。このため神社では篝火が焚かれ参籠が行われるが,一般家庭でも,かつては年神の前で家族揃って正式の食膳を囲んだあと,いろりに大火を焚いて終夜起きているべきとしていた所が多い。
【「世界大百科事典 第2版の解説」より抜粋】
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※☆*わが友に贈る*☆※
新しい前進は
新しい目標から!
人生は常に「今」
「ここから」だ。
勝利の未来へ出発!
2016年12月28日
※☆*寸 鉄*☆※
会長の著作は困難に敢然と立ち向かう力を呼び覚ます―教授。希望の光源
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「但生涯本より思い切て候」。大胆な挑戦は青年の特権だ。明年へ堂々先駆
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苦労した人間には誰人もかなわない―戸田先生。広布を支える役員に深謝
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暖房器による子供の火傷に注意。帰省等の外泊時、危険箇所の確認を忘れず
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高速道の運転では小まめな休憩が重要。計画に余裕持ち。無事故最優先で
【聖教新聞:2016年(平成28年)12月28日(水)付】
※☆*名字の言*※
今月、没後100年となった文豪・夏目漱石のアンドロイドが公開され話題になった。製作に当たって関係者が最も力を入れたのは、漱石の「表情」だった
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肖像画などから気難しい印象を与えがちだが、実は落語や講談が好きなユーモアあふれる人物。弟子たちの記録を総合すると、一番ふさわしい表情は「微笑」という。そこでアンドロイドには、微妙な顔の動きがプログラムされた(NHK・WEB特集)。ほほ笑む漱石の顔が広まれば、作品の読み方も変わるかもしれない
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誰かの顔を思い出そうとすると、笑顔や真剣な顔など、日頃から見慣れた表情が思い浮かぶもの。ゆえに顔は「自分と社会をつなぐ接点」と、中央大学・心理学研究室の山口真美教授は指摘する(『自分の顔が好きですか?』岩波ジュニア新書)
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とりわけ「笑顔」が大事だという。例えば、人は笑顔を向けられると、脳の眼窩前頭皮質と海馬が活性化され、褒められたような喜びを感じて、強く記憶に残る。円滑な人間関係を築くうえで、笑顔は脳科学的にも欠かせないらしい
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笑顔には、安心と希望の連帯を生み出す力がある。信仰の実践でつかんだ確信と歓喜を生き生きと語り広げながら、明年も、笑顔の絶えない人間共和の世界を広げていきたい。(灯)
【聖教新聞:2016年(平成28年)12月28日(水)付】
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