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浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

小説「新・人間革命」

 

大山 二 法悟空 内田健一郎 画 (5962)


 二月十八日、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシアなど九カ国の代表と、香港、マカオの二地域の代表六十五人が集い、山本伸一が出席して、香港島のホテルで東南アジア代表者懇談会が行われた。
 「七つの鐘」を総仕上げし、新しい東南アジアの新出発を期す集いとあって、色鮮やかな民族衣装が目立った。
 参加者はいずれも、それぞれの国・地域にあって、広宣流布の茨の道を切り開いてきたメンバーである。なかには、当初、現地の言葉がほとんど話せず、身振り手振りで懸命に弘教に励んだ日系人のメンバーもいた。
 東南アジアの国々は、戦時中、日本軍の侵略を受けており、反日感情も根強い。学会が日本で誕生した宗教というだけで、嫌悪感をあらわにする人たちも少なくなかった。
 しかし、どんなに無理解や誤解の壁が厚かろうが、退くわけにはいかなかった。“この信心で、ここで幸せになるしかない! 学会員は自分しかいない。自分がやらなければ、この国の広宣流布は誰がやるのだ!”との強い思いがあった。
 一人立つことこそが広布の原動力であり、いかに時代が変わろうが、その決意なくして前進はない。
 宗教事情も、風俗、習慣も異なるなかで、粘り強く対話を重ね、一人、二人、何十人、何百人、何千人……と、創価の同志のスクラムが広がっていったのである。
 日蓮大聖人は「地涌の大菩薩・末法の初めに出現せさせ給いて本門寿量品の肝心たる南無妙法蓮華経の五字を一閻浮提の一切衆生に唱えさせ給う」(御書三四六ページ)と御断言である。
 同志は皆、さまざまな苦悩と格闘しながら、広布の道を開き進む無名の民衆である。しかし、この方々こそ、紛れもなく仏から遣わされ、偉大なる広宣流布の使命を担って末法濁世に出現した、地涌の菩薩なのである。伸一は仏を仰ぐ思いで、皆に視線を注ぎ、最大の感謝と敬意を表し、賞讃した。


【「聖教新聞」2017年(平成29年)1月4日より転載】


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