浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

初景色/今日の俳句 ≪第2372号≫

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≪2017年(平成29年)1月5日(木)≫(旧暦12/8)

 

  初景色富士を大きく母の郷里(さと)
          文挟夫佐恵


  立ち並ぶ松に風格初景色
          増田敏子


  東京がじつとしてゐる初景色
          黛まどか


  大き鳥きて止りけり初景色
          永田耕一郎


  灯台の一徹の白初景色
          片山由美子

 


※ 初景色
 元旦の淑気の満ちた四辺の景色をいうのだが、ごみごみした都会に住んでいては、この感じはない。風光すぐれた景勝地でないと、ぴったりしない。しかし人家が立ち並んだ町のはずれに、富士山が頂をのぞかせているのなどを見ると、印象も改まり、元旦の都会の風景にも心が惹かれる。


【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】

 

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       ※☆*わが友に贈る*☆※


  青年ならば
  理想に生きよ!
  使命に生きよ!
  自らが掲げた目標へ
  真剣な祈りから出発を!


        2017年1月5日

 

 

       ※☆*寸 鉄*☆※


 人類に光明を与える力こそ広宣流布だ―戸田先生さあ大確信で一年の前進
      ◇
 千客万来の総本部。各国指導者から祝電も続々。学会は旭日の勢いで発展
      ◇
 若獅子が年始から先駆の弘教!「青年拡大の年」をリードする頼もしき主役
      ◇
 後部座席ベルト、義務化から9年も未着用が多しと。その慢心が悲劇の因
      ◇
 寒の入り。外出時の防寒対策しっかり。体調管理にも留意して健康生活を


聖教新聞:2017年(平成29年)1月5日(木)付】

 

 

     ※☆*名字の言*※


「初刷の雄々しき文字のかがやける」(殿村莵絲子)。2017年「世界広布新時代 青年拡大の年」が開幕した。本年も本紙は、一文字一文字に力を込め、平和の言論城としての使命を果たしていきたい

「初刷」は新年最初の印刷物を指す。「書き初め」という言葉には親しみがあるが、新年最初に書物を読むのは「読み初め」という。電車などに乗れば「乗り初め」。最初の入浴は「初湯」。食事に関しては「初竈」「焚き初め」、掃除なら「掃き初め」「初箒」、化粧には「初鏡」「初化粧」という言葉もある

友との親交を深める「初便」も積極的に取り組みたい。現代では、メールやSNSなどでの連絡も入るだろう。友と会い、ともどもに楽しい「初笑」「笑い初め」の場も増やしたいものだ

今年初めて行ったことは、言葉の上ではいずれも「初」といえる。しかし重要なのは、そこに清新な決意が込められ、どこまで継続できるか。池田先生は「新年は、惰性を破るチャンスである。『新しい自分』へと脱皮する好機である。年頭の決意を貫いたとき、どれほど大きな実りが年末にもたらされることか」と

遠慮することはない。「本年初」のみならず、「人生初」へのチャレンジ精神を忘れず、実りある一年にしていこう。(道)

 

聖教新聞:2017年(平成29年)1月5日(木)付】

 


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