春浅し/今日の俳句 ≪第2404号≫
≪2017年(平成29年)2月6日(月)≫(旧暦1/10)
看板に訃報を知つて春浅し
わたなべじゅんこ
春浅し梢の尖らざるはなく
塚本五十鈴
春浅き鍋のうちそと磨きけり
中原幸子
肉を食いやがて排泄春浅く
和田悟朗
浅春の靄立ちのぼる国栖の山
谷野由紀子
※ 春浅し・浅春
立春後まだ日が浅く、寒さも残り、自然界にも春らしい気配の残っていない季節のことである。「早春」とほぼ同じだが、語感としては「春浅し」のほうが情緒的である。正岡子規撰「春夏秋冬」以後定着した季語といわれる。
【「(合本)俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】
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※☆*わが友に贈る*☆※
仏縁を結ぶ「勇気」
心を動かす「確信」
信頼を生む「誠実」
地涌の誇りも高く
幸の眷属を広げゆけ!
2017年2月6日
※☆*寸 鉄*☆※
題目あげて語れ!すごい境涯になれる―戸田先生共々に人間革命の直道を
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尊き「新聞長」の大奮闘に深謝。皆様ありて正義の言論は拡大。福徳は無量
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「後輩を自分以上に」が育成の魂。真心の激励を。若き力が光る二月闘争に
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車の自動ブレーキ義務化検討と。命守る技術の普及急げ。一番は安全運転
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癌検診受けぬ理由、3割が「健康に自信ある」と。早期発見が鍵。過信禁物
【聖教新聞:2017年(平成29年)2月6日(月)付】
※☆*名字の言*※
すぐ目の前にいる同僚と、メールで“会話”する若者が増えているそうだ。パソコンやスマートフォンが普及する現代社会。以前なら直接、言葉を交わしていた場面でも、メールやラインでのやりとりが多くなっていないか
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こうした状況に警鐘を鳴らすのは、脳生理学者の有田秀穂氏。メールだけのコミュニケーションでは、人を信頼し、人のために何かしたいとの気持ちが減退するという(『「脳の疲れ」がとれる生活術』PHP文庫)。鍵になるのが「オキシトシン」という神経物質だ
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オキシトシンとは、別名「幸福ホルモン」。他者への信頼感を強め、ストレスが消えて幸福感が増す作用がある。さらに血圧の上昇を抑えて、心臓の機能を向上させ、長寿になるとの研究結果も
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オキシトシンの分泌を促すのは、スキンシップや一家だんらんなどの親しい語らいだという。人の幸福を願ったり、親切を心掛けたりすることもいい。他者に関わる行動自体が、心と体を健やかにする
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日蓮大聖人は「人のために火をともせば・我がまへあきらかなるがごとし」(御書1598ページ)と。友のために動くと、同時にわが生命も躍動する。さらに仏法を語れば、歓喜と功徳は計り知れない。この自他共の幸福の道を、今日も生き生きと歩みたい。(剛)
【聖教新聞:2017年(平成29年)2月6日(月)付】
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