浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

春の雪/今日の俳句 ≪第2406号≫

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≪2017年(平成29年)2月8日(水)≫(旧暦1/12)


  花すもも別の名前は春の雪
              津田このみ


  落柿舎の蓑やふはりと春の雪
              長谷川通子


  ためし履く靴のいろいろ春の雪
              大倉郁子


  開眼の祝ぎ降らしてふ春の雪
              能村研三


  山ながら依怙地に残す春の雪
              丸山佳子


※ 春の雪・春雪・淡雪・春雪(しゅんせつ)
 冬の間は北西の季節風が吹きつけて、日本海側に雪を降らせるが、天気の良い太平洋側、特に関東地方の南部から西の各地では二月になって雪が降ることがあり、ときには大雪となる。一般に春の雪は解けやすいというが、北海道・東北・北陸地方に降る雪は、冬の雪と同じで容易に解けない。暖かい地方の春の雪は、積もったと思うとすぐに解けてしまう。これは気温も地温も、真冬に比べて高いからである。冬の雪と違って、湿っていて密度が大きいから、結晶と結晶とが、くっつきやすく、雪片が大きくなり、牡丹雪となることが多い。こういう春らしい雪の降る時期は、地方により違うが、東京付近では三月初め、東北地方では三月下旬、北海道では四月上旬である。地上の気温が零度以下にならなくても、三、四度ぐらいでも降る。これが春の雪である。
→雪(冬)

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*☆※


  インフルエンザが猛威!
  熱が出ないケースも。
  手洗い・うがいを励行し
  加湿等の対策も万全に。
  賢く健康管理を!


        2017年2月8日

 

 

       ※☆*寸 鉄*☆※


 創価の女性には非暴力で世界をより良くする力が―識者。平和の先頭走者
      ◇
 沖縄の日。信頼光る広宣流布の模範地域。勇気の対話で更なる幸の連帯を
      ◇
 「法は重ければ必ず弘まるべし」御聖訓。生き生きと信心の体験を語ろう
      ◇
 幹部が必死に走るから皆もついてくるんだ―戸田先生。率先垂範の戦いを
      ◇
 世界保健機関ががん対策へ声明。早期診断・治療が重要。公明が後押しせよ

 

聖教新聞:2017年(平成29年)2月8日(水)付】

 

 

     ※☆*名字の言*※


力強く鍵盤をたたくと、脳から“やったるで効果”が出て、頭が良くなる――そんな理由で母にピアノを習わされた、とジャズシンガーの綾戸智恵さんが、かつて、ラジオ番組で自身の少女時代を語っていた

綾戸さんのお母さんの説が、医学的に正しいかは分からない。ただ、ある楽曲のフレーズを聴くと、気持ちのスイッチが入ることがある。そう言われると、うなずく人も多いのではないか

先日、音楽隊の「しなの合唱団」が宮城を訪れ、復興支援の「希望の絆」コンサートを県内各地で行った。仙台市での公演の最後は「母」の曲だった。〽母よ、と歌声が響くや、会場のあちこちで目頭を押さえる人の姿があった

愛し育んでくれた母。わが地域の広布の母。震災以来、涙を封印し、気丈に家族を守ってきた母である自分自身……皆がそれぞれの“母”を思い浮かべていたのだろう。そして、合唱団が歌い終わった瞬間、聴衆は、りりしい顔で喝采を送っていた。皆の心の“やったるでスイッチ”が入ったのだろう

池田先生は「『今』『ここで』『直ちに』人間の生命を励ますことができる。これが音楽の妙なる力」と。音楽の力は偉大だ。そして、その力を心いっぱいに受け止めて、立ち上がる人間も、また偉大になれる。(城)


聖教新聞:2017年(平成29年)2月8日(水)付】

 


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