木蘭/今日の俳句 ≪第2419号≫
≪2017年(平成29年)2月21日(火)≫(旧暦1/25)
たかだかと雨意の木蓮崩れけり
日野草城
のぞみならいくらもくれん露の玉
夏目成美
木蓮の蕾硝子に押しつけられ
細見綾子
木蓮や白光うるむ日の在り処
鷲谷七菜子
紫木蓮アンリ・ルソーの馬車とする
西岡正保
※ 木蘭(もくれん)・白れん・木蓮
モクレン科のやや大型の落葉低木で、コブシ・タイザンボク・ホオノキ等と同じ属。古く中国から渡来し、各地に観賞用として広く植えられている。四月上旬、枝上に大型で暗紫色の花を開く。花は六弁で長さ一〇センチに達し芳香があり、肉質で蓮の花に似ている。モクレンには白色花はなく、白れんというのは、白木蓮のことで、これは落葉高木で、高さ五メートルに達し、花も大きく芳香も強い。はかに唐木蓮(姫木蓮)があり、俳句ではこれらをも木蓮としてつくる。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
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※☆*わが友に贈る*☆※
後継の育成こそ
広宣流布の命脈だ。
皆で新しい人を
どんどん伸ばそう!
個性輝く人材を築け!
2017年2月21日
※☆*寸 鉄*☆※
団結の車軸は純粋で強い信心だ―戸田先生。幹部は確信の祈りで一人立て
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御書を開けば無限の勇気が湧く。壁に当たった時こそ。行学の両輪で前進
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「此を去って彼に行くには非ざるなり」御書。今いる場所で勝て!青年よ
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高齢者の「転倒・転落」は7割が自宅で。焦らず、油断せず。危険箇所を確認
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歩行中の交通事故、死傷者は小学1年が突出と。地域の見守り態勢拡充を
※☆*名字の言*※
JR仙台駅構内の大型テレビで、東北の職人を紹介する映像を見た。その中で、こけし工人3代目の壮年部員が登場した。画面の彼は、ある日、来店した少女が、こけしを買ってくれた話をした後、しみじみと言う。「伝統って、こういうことだよな」
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“受け継ぐだけでは守れない。新しいことに挑戦してこそ、本物の伝統”と彼は信念を語る。民芸の知識のない小さな子どもが、「かわいい」と素朴な気持ちで、こけしを手に取る――ここに伝統工芸の未来があると確信している
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広布拡大も同じ原理だろう。新入会者に話を聞くと、共通する声がある。「悩みに直面し、本気で自身の生き方を考えた時、“この人のようになりたい”と思える学会員が身近にいた」
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無論、教義の浅深は重要である。その上で、学会員一人一人の「人間的魅力」以上に、信心の正しさを表しているものはない。思えば、池田先生も入信を決意した決め手は恩師・戸田先生の人間性であった
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「伝統」「継承」……連綿と続くことを表現する言葉には、糸偏の文字が多いように思う。池田先生は「師匠は針で、弟子は糸です。例えば、裁縫を行う時、針は先頭を進み、後に続く糸が残って使命を果たしていく」と。継ぐ人の姿勢で伝統の真価は決まる。(城)
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