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浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

小説「新・人間革命」

 

大山 四十四 法悟空 内田健一郎 画 (6004)

 

 

 二十四日の総務会で制定された「創価学会会則」は、学会が宗教団体として、どのように宗教活動をしていくのか、また、どのように会員を教化育成していくのか、さらに、そのために組織をどのように運営していくのかなど、原則的な事項を定めたものである。つまり、学会が宗教団体として活動を進めていくうえでの基本的な規範といえよう。
 それまで学会は「創価学会規則」のほか、総務会規定、人事委員会規定など個別の事項について定めた規定、さらに創立以来培われてきた慣例等が運営の基本となってきた。
 この「会則」は、学会の飛躍的、重層的な発展と、「七つの鐘」終了にともなう新時代への前進に対応するため、それらを整理し、成文化してまとめたものである。
 「会則」は十五章からなり、会長及び理事長については、総務のなかから総務会が選出することが明記され、任期は五年と定められていた。(その後、改定=編集部注)
 なお、この日の総務会には、副会長の鮫島源治からも役職辞任の申し出があり、受理されている。
 県長会が終了し、正午ごろになると、「創価学会山本伸一会長が辞任へ」とのニュースがテレビ、ラジオで流れた。報道では、宗門の法華講総講頭も辞め、新会長には十条潔が就任し、伸一は名誉会長となる見込みであることなどが伝えられた。既に情報が流されていたのである。
 全国の学会員にとっては、まさに寝耳に水であった。“そんなことがあるわけがない。とんでもない誤報だ”と思う人もいれば、“本当なのだろうか”と、首をひねる人もいた。また、“なんで先生が会長を辞めなければならないのか!”と憤る人もいた。
 学会本部には、問い合わせや憤慨の電話が殺到した。電話口で泣きだす人もいた。交換台は、大わらわであった。
 海を進む船は、荒波にも揉まれる。疾風怒濤を越えてこそ、新天地へと至る。伸一は、ただ一人、船首に立って風に向かった。


【「聖教新聞」2017年(平成29年)2月23日より転載】


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