浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

如月/今日の俳句 ≪第2424号≫

 

≪2017年(平成29年)2月26日(日)≫(旧暦2/1)

 

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  きさらぎの水のひゞきを夜も昼も
                 桂信子


  如月や大水甕の底の空
                 中村苑子


  きさらぎが眉のあたりに来る如し
                 細見綾子


  きさらぎの銀河あえかに髪濡るゝ
                 石橋秀野


  言葉なし何もなし如月の空雲もなし
                 荻原井泉水

 

※ 如月
 旧暦二月を言う。本来は新暦の三月から四月上旬にあたるのだが、俳句に詠う場合、新暦の二月の意を含めて作ることが多い。睦月(旧一月)も弥生(旧三月)も、今日では同様に用いられる。気更に来る、または寒さがぶり返し、一度脱いだ着物を更に重ねて着るので、衣更着すなわち如月に転じたものという。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】

 

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       ※☆*わが友に贈る*☆※


  勇気を出せば
  一切が楽しくなる!
  全てに勝っていける!
  題目を唱え抜き
  勇猛精進の日々を!

        2017年2月26日

 

       ※☆*寸 鉄*☆※


 一つの声が世界を変えるという力を学会は示した―博士。混迷の時代の光
      ◇
 苦手な人と関わる中で人は自制し、成長し、発展―文豪。異体同心で勝利へ
      ◇
 「地にたうれたる人は・かへりて地よりをく」御書。苦難の嵐こそ飛躍の好機
      ◇
 忘恩から人生も社会も乱れが生ずる―戸田先生。知恩報恩の大道を勇んで
      ◇
 覚醒剤押収量が過去最多と。奪命の薬物で未来壊すな。皆の手で断固根絶

 

聖教新聞:2017年(平成29年)2月26日(日)付】

 

 

     ※☆*名字の言*※


災害時に備える意味もあって、試しに職場から自宅まで、都内を歩いたことがある。全行程は15キロ。3時間半くらいだろうと予想し、地図を片手に意気揚々と出発した

だが、実際はそう簡単にはいかない。道に迷っては引き返すという繰り返し。諦めて幹線道路を歩くと、車の排気ガスで鼻や喉が痛くなる。だらだらとした坂の連続で、やがて足も限界に

一方で、新しい発見もあった。不意に開ける素晴らしい眺望。電車でしか行ったことのない駅同士が、実はそれほど離れていないこと。「点」でしかなかった場所がつながってくる。頭の中の地図が、立体的に立ち上がる。所要時間は予定よりかかったものの、収穫は大きかった

万事、やってみなければ分からないことは多い。もちろん、事前にさまざま考えることも大切だ。しかし、それで全てが分かるわけではない。実際に体を動かせば、心も大きく動きだし、新しい出会いや気付きが生まれる

初代会長の牧口先生は青年に言った。「勇猛精進し給え! 仏法は実行だよ。精進だよ。老齢にはなったが、私も実践しています」。学会にはこの「行動第一」の伝統が生き生きと脈打っている。さあ自他共の勝利の春へ、わが心の扉を大きく開き、友好対話に打って出よう。(起)

 

聖教新聞:2017年(平成29年)2月26日(日)付】

 


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