雪割/今日の俳句 ≪第2430号≫
≪2017年(平成29年)3月4日(土)≫(旧暦2/7)
雪割るは女の仮面剥ぐごとく
三谷 昭
唇紅き女雪割る街に住み
沢木欣一
夜も昼も雪割る音の死病い
寺田京子
雪割や天より覗く馬の貌
水野真由美
春の雪切身にしても鱈は重し
鈴木真砂女
※ 雪割
北海道や東北等の寒い地方では、三・四月になっても、まだ堅い根雪が、街路や家の周り、田畑に残っている。交通上または農作上、自然に解けるのを待ってはいられない。そこで堅い雪を鋸でひいたり、鉞で叩き割ったりして、川や海へ捨てる。雪割り作業にはたくさんの労務者すなわち雪割り人夫が集められる。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
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※☆*わが友に贈る*☆※
かけがえのない人生。
同じ生きるなら
何かで歴史を残すのだ。
「あの人を見よ」と
皆に仰がれる生き方を!
2017年3月4日
※☆*寸 鉄*☆※
会長は差異を超え非暴力思想を現代に蘇らせた―博士。万人を結ぶ指導者
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東京・世田谷の日。山の手に輝く人間共和の大城。凱歌の春へ勇気の大行進
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国際本部が発足15周年。世界広布の伸展支える開拓者。先駆の対話拡大を
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生命力が強ければ強いほど人は幸福になる―戸田先生。強盛な祈りで前へ
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スマホ使用の女子高生、26%が「頭痛」等自覚。健康第一。規律決めて活用
※☆*名字の言*※
今、北海道の日本海沿岸が各地で白く濁っている。ニシンの群れが産卵で押し寄せる「群来」という現象だ。なかでも江差町では大正2年以来、104年ぶりとのこと
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「春告魚」の異名を持つように、かつて春はニシン漁で栄え、全国へ向かう北前船は大にぎわいだったが、近年は激減し、群来も見られなかった。関係者は資源回復を目指し、稚魚の放流を地道に続けてきた
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豊漁か不漁かは運次第、という面もあろう。だが「それだけではない」と、50年近く漁師として生きてきた壮年部員が語っていた。「人一倍の努力と研究、そして真剣な祈り。豊漁は、自分がつかみとるものです」と
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104年前といえば、第2代会長の戸田先生は13歳。北海道・厚田の尋常小学校高等科に通っていた。首席で卒業後、進学を断念して始めた仕事は、海産物の買い付けや問屋への引き渡しなどだった。ニシン漁が不振になった後年、どうすれば苦境を打開できるか、村民と真剣に討議し、心尽くしの援助もしている
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今年は「農漁光部の日」40周年。私たちの生命の営みは、大地や大海と向き合い、心血を注ぐ人々の尊き奮闘によって支えられている。かつて池田先生は詠んだ。「不思議なる/地球の恵みの/尊さよ/豊作豊漁/今日も祈らむ」(鉄)
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