花種蒔く/今日の俳句 ≪第2448号≫
≪2017年(平成29年)3月22日(水)≫(旧暦2/25)
花種蒔く土の眠りを覚しつつ
古賀まり子
尼ひとり花種播きし手のひかる
星野麦丘人
青き花の種子さらさらと傷みに播く
文挟夫佐恵
花種を蒔いて忘るる昇給差
白川京子
女房が花種探し蒔きにけり
細谷緋呂美
※ 春の彼岸前後、土が暖かくなったころに、夏または秋に咲く草花の種子を蒔く。花壇や土鉢・カラ箱などに、好きな種を蒔いて、芽が出るのを待つ気持ちは格別である。直接生育させる場所に、初めから蒔くのを直まき、特別に苗を育てるために蒔き床を作ってする床まきなどの区別があるが、家庭では鉢や箱に土を入れてまきつける簡単な鉢まきが多い。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡
※☆*わが友に贈る*☆※
生涯求道の賢者たる
太陽会・敢闘会の皆様
いつもありがとう!
いよいよの心意気で
黄金の自分史を共に!
2017年3月22日
※☆*寸 鉄*☆※
生命力と逞しき智慧なくして幸福は得られぬ―戸田先生。信心で引き出せ
◇
関西男子部の日。常勝魂を継ぐ若武者よ!全同志の模範たる拡大劇を綴れ
◇
小事に喜びを感じる人は大事を成し遂げる―文豪一度の対話・激励に全力
◇
米国が過去の核実験映像を公開。凄まじい破壊力。廃絶こそ恒久平和への道
◇
世界の気温、3年連続で最高を更新。地球環境に目を向け足元から行動を
※☆*名字の言*※
街や駅構内など、至る所で見かける“黄色い道しるべ”。この点字ブロック第1号が岡山市に敷設されてから、今月で50周年を迎えた
▼
考案者は同市の実業家で、発明家としても活動していた三宅精一氏。きっかけは路上で遭遇した、ある出来事だった。道路を横断する一人の視覚障がい者。そのすぐ横を、自動車が勢いよく走り去った。一歩間違えれば大惨事だ。視覚障がい者が街を安全に歩くためにはどうすればいいか――氏は真剣に考え始めた
▼
ヒントは、目が不自由な友人の“コケと土の境は、靴を通して分かる”との一言だったという。ここから、地面に突起物を配置し、足元から危険を知らせることを発案する。当事者の意見を丹念に聞き、形状・配列・寸法などを工夫。試行錯誤の末、完成にこぎ着けた。その後、全国で需要が拡大。点字ブロックは現在、世界の多くの国々でも活用される
▼
かつて戸田先生は「その人のためにどうしてあげたらいいか。その慈悲から、一つ一つ具体的な智慧が生まれる」と教えた。人生の万般に通じる視点であろう
▼
「目の前の一人を救いたい」との深い祈りから、無限の知恵が湧く。人生の岐路で道に迷い、悩む友がいるならば、その足元を励ましの光で照らし、共に一歩を踏み出したい。(値)
彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡