浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

蛤/今日の俳句 ≪第2473号≫

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≪2017年(平成29年)4月16日(日)≫(旧暦3/20)


  雀蛤と化して食はれけるかも
               櫂未知子


  蛤の鍋を囲みてクラス会
               赤池貴のえ


  蛤や腹話術師にやや翳り
               田中亜美


  守るもの何も持たねど蛤です
               しおやきみこ


  蛤に衣を着せる人形師
               小林朱夏

 

※ 蛤・はまぐり
 ほとんど全国のいたるところに分布し、深さ一・二メートルぐらいの淡水の混じった砂浜の海岸に好んで棲む。殻は卵状三角形で、大型のものは長さ八・五センチ(約2寸8分)に達するが、味は大きなものほど落ちる。産卵期は五月から十月、旬は春である。殻の表面は平滑で美しい。飯に炊き込んだり、蛤鍋・焼蛤にして賞味する。伊勢湾桑名の蛤は名産として知られ、関東では東京湾内の千葉海岸の蛤が有名である。


【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】

 

 

 


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       ※☆*わが友に贈る*☆※

 

  仏法は勝負だ。
  断じて躊躇するな!
  いかなる戦いも
  攻め抜く勢いで決まる!
  果敢に打って出よ!

       2017年4月16日

 

 

       ※☆*寸 鉄*☆※


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      ◇
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聖教新聞:2017年(平成29年)4月16日(日)付】

 

 

     ※☆*名字の言*※

 

江戸時代の蘭医学者・緒方洪庵が著した『扶氏医戒之略』に次の一節がある。「病者に対しては唯病者を視るべし。貴賤貧富を顧ることなかれ」

診察に限らず、洪庵は普段から誰にでも分け隔てなく接した。弟子の福沢諭吉は「客に接するにも門生を率いるにも諄々として応対倦まず、誠に類い稀れなる高徳の君子」と師を敬慕していた(中田雅博著『緒方洪庵――幕末の医と教え』思文閣出版)。相手によって態度を変えない。これが「大人」の要件の一つだろう

先日、群馬の壮年が、池田先生と地元会館で出会った時のことを語ってくれた。来館の10日程前、先生は海外で国家元首と会見し、その模様が本紙に報じられていた。その先生が婦人や子どもを心を砕いて励ましている。要人であれ庶民であれ、真剣に向き合うその姿に、深い感銘を受けたという

壮年は職場で取締役まで務めたが、退職した途端、接し方を変える人もいた。その後、がんを患う。不安を隠せない彼に、師の姿に学ぶ学会の同志は“一緒に信心で勝とう”と励ましを。手術の日、同志は懸命に題目を送ってくれた。壮年は振り返る。「学会は真心の世界。この真実を語らずにはいられません」

一人の「人間」として向き合う。そうして結ばれた絆ほど強いものはない。(江)


聖教新聞:2017年(平成29年)4月16日(日)付】

 

 

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