浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

2016-05-10から1日間の記事一覧

山女(やまめ)/今日の俳句 ≪第2132号≫

≪2016年(平成28年)5月10日(火)≫(旧暦4/4) 大串に山女の滴なほたるる 飯田蛇笏 山女釣晩涼の火を焚きゐたり 水原秋桜子 木漏日の日の斑に跳ぬる山女魚かな 江頭文子 激つ瀬にうつぶし獲たる山女魚かな 木村蕪城 段々の山女魚の槽の良夜かな 山尾玉藻 ※ やま…

力走/三十九〈小説「新・人間革命」〉

【力走/三十九】 法悟空 内田健一郎 画 (5796) 樫木幸子は、自宅を会場として提供した。彼女の家がある高知県西部の窪川町(後の四万十町の一部)は、高知と、土佐清水、宿毛のほぼ中間に位置し、比較的、皆が集いやすい場所であった。といっても、土…