浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

2016-07-07から1日間の記事一覧

青蛙/今日の青蛙/今日の俳句 ≪第2190号≫

≪2016年(平成28年)7月7日(木)≫(旧暦6/4) 青蛙おのれもペンキぬりたてか 芥川龍之介 青蛙ぱっちり金の瞼かな 川端茅舎 草踏めばあをきがとべり青かへる 篠田悌二郎 朝市の荷から跳び出す青蛙 大畠新草 青蛙いつも早すぎたという顔をする 川島ひとみ ※ 青蛙 …

清新/二十〈小説「新・人間革命」〉

清新/二十 法悟空 内田健一郎 画 (5845) 被害の大きかった岩手県大船渡市にある県立大船渡病院に、一人の臨床研修医がいた。二十七歳の塩田健夫である。この震災の日が、二年間にわたる研修の最終日であった。 彼は、大揺れの直後、高台にある病院の…