浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

2017-03-23から1日間の記事一覧

苗床/今日の俳句 ≪第2449号≫

≪2017年(平成29年)3月23日(木)≫(旧暦2/26) 苗障子煉瓦一個づつで押さふ 加倉井秋を 覗きたく近づいてゆく苗障子 大石悦子 苗障子一枚づつの世界かな 西本一都 あかつきの苗床は侏儒ひそみたる 中田 剛 朝顔の苗床にノア方舟も 島津 亮 ※ 苗床・温床・苗障子…

小説「新・人間革命」

大山 六十八 法悟空 内田健一郎 画 (6028) 漆黒の空が、次第に紫に変わり、うっすらと半島の稜線を浮かび上がらせる。やがて金の光が東の空に走り、海はキラキラと輝き、さわやかな五月の朝が明ける。 五月五日、山本伸一は、神奈川文化会館から、夜明…