浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

白鳥/今日の俳句 ≪第1970号≫

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≪2015年(平成27年)11月30日(月)霜月≫(旧暦10/19)

 


 にぎやかに湯浴む白鳥を月に呼ぶ
        野沢節子

 白鳥のゐてたそがれの深くあり
        平井照敏

 白鳥の声のなかなる入日かな
        桂信子

 恋白鳥つらら垂る胸反らしけり
        鷲谷七菜子

 頸たてし白鳥に雪晴れわたり
        山口いさを

 

※ 白鳥→スワン・鵠(くぐひ)・大白鳥・黒鳥。
 ガンカモ科の大型の水鳥で、大白鳥や小白鳥などの種類がある。嘴と脚を除き全身純白で、上品な雰囲気が漂う。
 夏、ユーラシア大陸北方で繁殖し、冬、日本に渡ってきて湖などに棲む。新潟県猪苗代湖島根県宍道湖などにも小白鳥の群れを見ることができる。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 

 

       ※☆*今週のことば*※

 

 今日の課題は何か。
 今週の目標は何か。
 祈りは具体的に
 挑戦は粘り強く!
 日々、仏法勝負の息吹を

          11月30日

 

 

       ※☆*寸 鉄*☆※

 

新・東北文化会館が待望の定礎式。復光の春へ!建設の槌音とともに前進
        ◇
広宣流布は女性で決まるー恩師。男性幹部は婦人・女子部の知恵に学びゆけ
        ◇
「必ず大なる・さはぎが大なる幸となる」。逆境を勝利の因に!深き祈りで
        ◇
農家の高齢化に歯止めかからずと。青年力・女性力で光る農漁光部に期待大
        ◇
高速道路の逆走事故が最多、高齢者が大半。危うきは運転せず。皆で注意


聖教新聞:2015年(平成27年)11月30日(月)付】

 


      ※☆*名字の言*※


その瞬間、参加した多くの学生の目に、涙が浮かんでいた。民音などが主催した関西留学生音楽祭でのこと。世界12カ国・地域の留学生が民族舞踊などを披露し、最後に、司会を務めたフランスの女子留学生があいさつに立った

音楽祭に向けて練習に励む最中、パリで凄惨な同時テロが起こった。彼女は知人を失い、深い悲しみに沈んだ。今、舞台に立つのは酷ではないかーーそう周囲は考えたが、彼女は立つと決めた。“音楽祭を平和発信の舞台にしたい”という強い思いがあったからだ

彼女はあいさつした。「暴力には負けません。国や人種が違っても、分かり合えると信じています。音楽には、人と人をつなぐ力があると私は強く思います」

音楽に国境はない。平和を願う心にもまた、国境はない。テロという、人と人を分断する強烈な力に彼女は負けなかった。人を信じ、つながり続けようと誓った。そこに、一筋の希望がある。

万人が持つ「慈悲の心」。それを引き出すための、地道な実践こそ、真の意味で「暴力に対抗する」ことになる。過日の池田SGI会長のメッセージに「いかなる『暴力の連鎖』にも屈しない『人道の連鎖』を」と。時代の混迷が深まるほどに、人間の善性に呼び掛ける対話の連帯を強めていこう。     (芯)

聖教新聞:2015年(平成27年)11月30日(月)付】

 

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