浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

木の葉/今日の俳句 ≪第1974号≫

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≪2015年(平成27年)12月4日(金)≫師走(旧暦10/23)

 


 老木のふっと木の葉を離しけり
        大串章

 木の葉降り止まず透明人間にも
        望月昶孝

 猿の来て屋根かきちらす木葉かな
        菅沼曲翠

 木の葉降る寂光音の塚なりけり    
        山口草堂

 日きよらまたゝきに似て木の葉降る
        相原田鶴

 


※ 冬になって散る木の葉をいうのだが、《落ち葉》《枯葉》とは、語感のうえで微妙ながらも違いがある。
 樹上にのこっている木の葉、凩に吹き散っている木の葉。風もない晴天に、はらはらと雨のように降り散る木の葉。それぞれに、わびしいなかに、きびしい冬の自然の姿を見せる。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 

 

       ※☆*わが友に贈る*※

 

 受験に挑む友を
 心から応援しよう!
 家族にも励ましを。
 後継の未来部こそ
 社会と学会の希望なり!

          12月4日

 

 

       ※☆*寸 鉄*☆※

 

どの国にあってもSGIは「精神の故郷」-元次官(オーストリア)。万人平等の理想の大連帯
        ◇
高知婦人部の日。自由闊達な対話で友情を拡大!女性の世紀の先頭走者と
        ◇
恩師「苦しい環境に支配されてはいけない」。日々前進する人生の名優たれ
        ◇
ネット上の「いじめ」が低年齢化と。スマホ等の利用、親が賢く見守りを
        ◇
電気暖房器具による火災が多発と。周囲の整理整頓を徹底。深き用心こそ


聖教新聞:2015年(平成27年)12月4日(金)付】

 


      ※☆*北斗七星*※

 

この時期、税制改正の取りまとめに向けた論議を日々白熱していく。とりわけ今年は、注目度が高い。2017年4月の消費税率引き上げ時に導入する軽減税率の適用範囲をめぐり、与党間で詰めの協議が行われているためだ

先月末、共同通信が伝えた世論調査結果が興味深い。自民党支持層に望ましい適用範囲を尋ねた内容である。「酒類を除き、外食を含む全ての飲食料品」との回答が33・1%で最も多く、女性では36・5%。逆に「生鮮食品のみに限定」は20・3%にとどまった

先行きに明るい展望を描けないと思えば、仮に多少の蓄えがあっても財布のひもはキュッと締められる。一方で、将来の見通しが立つならばその逆となる。生活満足度や楽観度が高いほど消費意欲につながる。感情と消費行動には関連があるとの分析結果も。「景気は気から」は本質を突いている

世界一の少子高齢社会を幅広く国民が支える意味から、消費税を手厚くすることには理解を得られるはず。その上で、日常生活に欠かせない食料品購入における負担軽減効果は、諸外国の導入実績をあらためて確認したい

それぞれの立場がある。ぶつかり合うのは議論が健全な証拠。その一部始終は弊紙でも報道している。庶民の暮らしに安心をもたらす決断を。固唾をのんで見守りたい。     (広)

公明新聞:2015年(平成27年)12月4日(金)付】

 

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