浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

春の日/今日の俳句 ≪第2048号≫

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≪2016年(平成28年)2月16日(火)≫(旧暦1/9)


 春の日やひながのしゆくの霞酒
      豊臣秀吉

 大いなる春日の翼垂れてあり
      鈴木花蓑

 春の日のぽとりと落つる湖のくに
      岸田稚魚

 白波と春日漂ふ荒れ岬
       桂信子

 春の日の南中にあり千曲川
     米島艸一路

 

 

※ 春の日・春日・春日(しゅんじつ)・春日影
 春の一日と、春の日光と二つの意味がある。前者は、のどかな春の一日であり、後者は、暖かい春の日差しである。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*※

 足を運んだ分だけ

 心と心は通い合う。

 会って語った分だけ

 真実の友情は深まる。

 さあ今日も訪問激励を!


       2016年2月16日

 


       ※☆*寸 鉄*☆※


 会長は生命の持つ価値を人々に気付かせる―博士共生の世紀照らす光源と
      ◇
 男子部NL、女子部華陽Lが奮闘!青春の誓い胸に。若き力で友情を拡大
      ◇
 時は人間が消費しうる最も価値あるもの―哲人「月月・日日」の挑戦こそ
      ◇
 電力自由化に便乗した悪質商法に注意。必要ない設備設置など。賢く撃退
      ◇
 高校生の就職内定率25年ぶりに90%台。さらなる追い風を公明が送りゆけ

聖教新聞:2016年(平成28年)2月16日(火)付】

 

      ※☆*名字の言*※

スーパーで、真剣な表情でお菓子を選ぶ女性がいた。そこは「合格」「勝つ」などの言葉が入ったお菓子が並ぶ特設コーナー。何だって利用して、弱気の虫を追い出したい――入試本番のこの時期、同じ思いの人は多いだろう

将棋界に名を残す棋士升田幸三氏が、著書(『勝負』中央公論新社)に幼少時の思い出を書いていた。力自慢の父親がまき割りをしていると、年配の「じいさん」がやってきた。「じいさん」の動きはゆっくりなのに、父親よりも多く割る。どんな木にもペースが落ちない。よく見ると父親は、割りにくい節を避け、ペースを乱していた。「じいさん」は常に節の上に斧を打ち下ろしていた

実際の試験では、難問を避け、易しい問題から解くのが定石。だが気構えにおいては、苦手分野を恐れず、弱気や不安という「心の節」を真正面から打ち破る――それが、勝利を引き寄せる秘訣ではないか

“伸びる人は、いつも自分を向上させるような暗示を自分にかけている”というのも勝負師・升田氏の言。「必ず勝つ」と自分を信じることから、勝負は始まる▼まして我らには信心がある。「臆病にては叶うべからず」(御書1282ページ)。強き祈りを根本に、大胆に立ち向かえば、努力の結果は必ずついてくる。(洋)

聖教新聞:2016年(平成28年)2月16日(火)付】


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