浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

常楽45〈小説「新・人間革命」〉

 


【常楽45】法悟空 内田健一郎 画 (5733)

 山本伸一のスケジュールは、十一月もぎっしりと詰まり、多忙を極めていたが、学会歌の作詞は、とどまることなく続けられた。
 十一月九日付の「聖教新聞」には、当時の指導部の歌「永遠の青春」が誕生したことが発表され、翌十日付には、歌詞と楽譜が掲載されている。指導部は、組織の幹部として経験を積んできた年配者によって構成されていた部で、その使命は、後の多宝会(東京は宝寿会、関西は錦宝会)に受け継がれていく。
   
 一、ああ幾歳か 草枕
   冴えたる月に 口ずさむ
   広布の歌の 尊けれ
   三世の道と 胸はれり
   ああ悔いなきや この旅路
   
 二、ああ春秋の 坂道を
   涙と情けで のぼりけり
   わが子も友も 一念に
   如来の使いと のぼりけり
   ああ誰か知る 天高し
   
 三、ああはるかなる あの地にも
   我はとびゆき 抱きたり
   わたしは歩みて 共に泣く
   この世の思い出 幾度か
   ああ法戦に 我勝てり
   
 四、ああ疲れにも いざ立ちて
   永遠の青春 再びと
   見渡す彼方は 天に華
   翼に乗りて 今日もとぶ
   ああ美しき この指揮は
   
 創価学会が大発展してきたのは、地道な個人指導、励ましの力によるところが大きい。学会を人体にたとえるならば、組織は骨格であり、全身に温かい血を送る血管の役割を担っているのが、個人指導であり、励ましである。それによって学会は、皆が元気に、心豊かに前進してきたのである。


【「聖教新聞」2016年(平成28年)2月24日(水)より転載】


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