浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

鵜飼(うかひ)/今日の俳句 ≪第2144号≫

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≪2016年(平成28年)5月22日(日)≫(旧暦4/16)

 

 鵜飼一生水の匂ひを陸に曳き
         野澤節子

 潜り出て鮎を得ざりし鵜の顔よ
         西東三鬼

 さし入れて西日さみしき鵜籠かな
         石原舟月

 嘴削ることに始まる鵜飼かな
         浅田光代

 夕星の殖えて鵜飼の果てに浅川正
         渡辺政子

 

※ 徒歩鵜・鵜匠・鵜遺(つかひ)・鵜縄・荒鵜・疲れ鵜・鵜籠・鵜舟・鵜篝。
 飼い慣らした鵜に鮎を獲らせる漁法。鵜飼は『古事記』『日本書紀』『万葉集』などにも見られ、古くから各地で徒歩鵜・昼鵜飼・夜鵜飼などが行われていた。
岐阜の長良川の鵜飼は有名で、伝統を今に伝えている。鵜舟の舳で篝火を焚き、それが川面に反映する光景幻想的で美しい。
→鮎

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 

 

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       ※☆*わが友に贈る*☆※

 

  支部長・支部婦人部長の

  尊き奮闘に感謝!

  皆様は地域広布の支柱。

  一人一人と絆を強め

  共に躍進の歴史を!


       2016年5月22日

 

 

       ※☆*寸 鉄*☆※

 

 「青年の月」の勝利へ誓い燃える幹部会。信念の人に恐れなし。颯爽と前進

      ◇

 奈良広布誓願の日。関西の柱の同志は勇気凜々!絢爛たる「創価の都」築け

      ◇

 「弥はげむべし・はげむべし」。さあ、これから!信心は向上と成長の軌道

      ◇

 60歳以上の7割「まだ働きたい」― 白書。豊かな経験と知恵生かす社会を

      ◇

 「国際生物多様性の日」環境破壊は人間自身の破壊に。共生の哲学広げよ


聖教新聞:2016年(平成28年)5月22日(日)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※

 

漆器に施した金箔の輝きが、気品にあふれるのはなぜか。その訳を漆塗り職人の友に教わった。「あれは『白檀塗り』という技法で、金の上に、もう一度、漆を薄く塗るんです」

仕上がった時の表面は黒い。それが3年、5年とたつうち、漆が透けて、下の金箔が、単なる華やかな輝き以上の、奥深い光沢を放つという。本来、金は光ろうとし、漆は輝きを抑えようとする。「金そのものだけでは出せない、いわば、漆があってこその『金色』ともいえるでしょう」

実家のある九州に避難していたが、この夏、復興住宅への引っ越しが決まり、5年ぶりに福島に戻る婦人がいる。生まれ育った九州の故郷を愛しつつも、40年以上、同志と学会活動に励んだ福島を、愛情を込めて“信心の本籍地”と呼ぶ

避難当初、本部幹部会の中継行事で東北の歌「青葉の誓い」が流れた。唱和できたのが会場で自分一人だった時、福島から遠く離れたことが実感され、涙した。だが、励ましを惜しまない九州の友のおかげで、試練を乗り越えた。この「5年」が、信心を一段と磨いてくれたと、婦人は感謝する

漆に覆われることで、漆器の金色が映える。苦難に覆われ、それを破ろうとする挑戦があってこそ磨かれるのは、人間の器量も同じである。(白)

 

聖教新聞:2016年(平成28年)5月22日(日)≫付】

 

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【コラム「北斗七星」】

公明新聞:2016年5月21日(土)付

アグレッシブ(攻撃的)に生きていた高校時代、国会の予算委員会の中継見たさに学校を休んだこともある。NHKの政治討論会も、とりわけ2党討論が好きだった。「公明党は正義の味方」とばかりに、テレビ画面を通し公明党を応援していた

ところで今夏の参院選から「18歳選挙権」となり、約240万人の新有権者が誕生する。240万人とはどの程度の集団なのだろう。2014年衆院選比例区票を見ると公明党が約730万票、共産党が約600万票、社民党は130万票しかなかった

「新有権者」の自覚の有無に関わらず、240万の集団は国の政治を左右するパワーを有していることが分かる。先日は社民党党首が民進党合流論を唱え、幹部がそれを批判するという醜態を見せた。これなど有権者の若返りによる埋没を党首が恐れ、民進党に逃げ込もうとしたようにも映ったがさてどうだろう

一方、公明党支持者家庭での新有権者との対話は進んでいるのだろうか。公明党支援も政策・実績を伴わない「ねえお願い」だけの“哀願”では納得してくれないだろうし、「お小遣い上げるからよろしく」では「僕の一票を買うの?」と冗談を返され臆してしまう親もいるかもしれない

「18歳選挙権」を入り口に、家庭内で公明党を話題にしていただくとありがたい。(流)