浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

夏大根/今日の俳句 ≪第2208号≫

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≪2016年(平成28年)7月25日(月)≫(旧暦6/22)

 

 夏大根かりりと噛んで浅酌す      栗生純夫

 轍また深みにはいり夏大根       桂 信子

 ふるさとの辛味さばしる夏大根     松本陽平

 拈くれた夏大根は日暮れに干す     山口 伸

 ひり辛き夏大根とオルゴール      小島千架子

 

※ 夏大根
 単に大根といえば冬。秋の初めにまいて、冬に霜おりたあと、根がようやく肥えて、味もまた甘くうまくなったものを収穫する。亀戸大根そのほか、夏の需要にそなえて栽培する夏大根という。味は、あまりよくない。
→春大根(春)・大根(冬)

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*今週のことば*☆※

 身近な挑戦から
 「人間革命」が始まる。
 張りのある勤行・唱題で
 今日も一歩前進だ。
 自らの新記録を爽快に!

       2016年7月25日

 

 

       ※☆*寸 鉄*☆※


 各地でファミリー大会。伸びゆく若芽に励ましの光を。未来の大樹と仰ぎ
      ◇
 「一流を見よ!」恩師。夏は親子で芸術や文学に触れる好機。共に成長を
      ◇
 「病によりて道心はをこり候」。病魔と闘う友よ負けるな。宿命転換を必ず
      ◇
 真に偉大な事業は目立たぬ所で達成される―哲人広布拡大を着実な対話で
      ◇
 いじめの加害経験、小学校で減少と。断固許さぬ気風、地域・社会へ更に

 

聖教新聞:2016年(平成28年)7月25日(月)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※

 

「桃栗三年 柿八年 柚の大馬鹿 十八年」――これは、小説『二十四の瞳』の作者である壺井栄氏が生前、好んで色紙に書いた言葉である

モモ、クリ、カキに比べ、ユズは成長が遅いため、時に周囲から見下される、という意味。だが長い歳月をかけて実をつける姿は、下積み時代に耐える人の愚直さを思わせる。そこに氏は、いとおしさを覚えたのだという

広島東洋カープ黒田博樹投手が23日の阪神戦で、見事、日米通算200勝を達成した。プロ入りして20年の右腕が、「かけがえのない財産」と語り続ける思い出がある。それは、万年補欠だった高校時代の日々。ひたすら草抜きをした日もあった。それでもめげず、必死に走り、投げ込み、誰より練習に汗した。「あの3年間を思い出すと勇気が湧く。どんな苦しみにも耐えられる」と

努力は、すぐに結果に表れないこともある。だが、歩みさえ止めなければ、実を結ぶ時が来る。“青春の原点”を胸に鍛錬を重ね、球界を代表する大投手となった彼の姿が、それを物語っていた

若き日に、「これだけ頑張った」といえる“財産”を持てた人は強い。苦難に打ち勝つ勇気になるからだ。この“努力の醍醐味”を、未来を担う青年と分かち合おう。鍛えの夏本番である。(誠)

 

聖教新聞:2016年(平成28年)7月25日(月)付】

 

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