浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

秋の蚊/今日の俳句 ≪第2241号≫

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≪2016年(平成28年)8月27日(土)≫(旧暦7/25)

 

 一夜二夜秋の蚊居らずなりにけり   正岡子規

 やせずねに秋の蚊をうつ響あり    坂本四方太

 畳より秋の蚊たちし豪雨かな     山口いさを

 残る蚊をかぞへる壁や雨のしみ    永井荷風

 あぶれ蚊や去り難くゐて翁塚     見市六冬


※ 秋の蚊・残る蚊・別れ蚊・後れ蚊・蚊の名残
 蚊も涼しくなると発生が急激に減る。蚊帳を用いなくなる時期は、全国的に九月十日ごろから九月二十日ごろまでであるから、立秋以降かなり長いあいだ蚊に苦しめられているわけである。八、九月の残暑のきびしいころの蚊は、真夏のそれにおとらず勢いが強いが、十月を越すと、蚊の力は衰え、もうあまり人を刺さなくなる。
→蚊(夏)

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】

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       ※☆*わが友に贈る*☆※

 学会歌を歌えば
 皆が元気になる。
 勇気の波動が広がる。
 決意を歌声に乗せ
 心を一つに前進だ!

      2016年8月27日

 


       ※☆*寸 鉄*☆※


 SGIの連帯は信条や国境超え人類社会を一つに―識者。人間共和の光と
      ◇
 総秋田女性の日。地域の友に励まし送る広布の先陣!師匠直結で友情拡大
      ◇
 行動のないところに幸福は生まれない―英宰相。さあ楽しく対話の挑戦を
      ◇
 飲酒運転検挙の7割「バレなければいい」と。慢心で人生壊すな。皆で撲滅
      ◇
 ゲリラ豪雨など天気の急変に注意。外出時は予報確認。「前前の用心」こそ


聖教新聞:2016年(平成28年)8月27日(土)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※


今年の台風1号の発生は観測史上2番目に遅かったが、北海道では今月、1週間で三つの台風が上陸した。全国で、豪雨に警戒が必要な季節が続く

土石流が住宅をのみ込み、多数の犠牲者を出した、広島市北部の大規模土砂災害は、2年前の8月だった。焼け焦げたような臭いと、土の上に手向けられた一輪の花。被災地で見た情景を、忘れることができない。現在、当地では砂防ダムの建設が進み、町並みが変わりつつある。同じように、少しずつ心の変化もある

被害が特に大きかった県営住宅で、自治会長を務める壮年部員がいる。同住宅では住民2人が犠牲になった。どうしてわが町が、あの人が……。心が晴れない日が続いた。そんな時、支えとなったのが「最も苦しんだ人こそが、最も幸せになる権利がある」との池田SGI会長の言葉だった

壮年は、地域に笑顔を取り戻したいと、今年6月、犠牲者と同じ数の、78のヒマワリの種を蒔いた。毎日の水やりを欠かさず、1メートルほどの高さに育ち、先日、大輪の花を咲かせた

人生には喜びも苦しみもある。いつも太陽を見上げる「向日葵」のように、明日を向いて歩む強さを持ちたい。私たちにとっての太陽とは、信仰であり、常に励ましを送ってくれる師匠の存在である。(柑)


聖教新聞:2016年(平成28年)8月27日(土)付】

 

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