浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

葛/今日の俳句 ≪第2279号≫

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≪2016年(平成28年)10月4日(火)≫(旧暦9/4)

 

 あなたなる夜雨の葛のあなたかな   芝不器男

 葛の先牡蠣殻山へ及びけり      木村里風子

 葛の蔓ひたすら垂れて地を探す    沢木欣一

 真葛原竹ひっそりと枯れにけり    志摩芳次郎

 葛原の風の中にて猫白し       横山白虹


※ 葛・葛の葉・真葛・真葛原
 各地の山野にたくさんはえる。大型で、じょうぶなつる状の多年草。根に近い茎は木質。全株に褐色のあらい毛がはえている。茎はつるのように木にまつわり、地をはい、他物にからみ、長くのびて、一〇メートル(三三尺)以上になることもある。葉は互生、三出複葉で、小葉の長さは一七センチ(約五寸六分)ぐらい。頂の小葉は丸く、わきの小葉はゆがんだ円形。葉の質は厚く、表面は緑色であらい毛がまばらにはえ、裏面は白色をおび、白色の毛がやや密にはえている。強い風が吹くと、いっせいに白い葉裏を翻して美しい。根は肥大し、長さ一・五メートル(約五尺)、径一八センチ(約六寸)もあり、これからとった澱粉が葛粉である。葛の根を干したものを漢方では《葛根》といい、これを煎じたのが、いわゆる《葛根湯》である。クズのつるは成長が早いので、日おおいに用い、また家畜の好適な飼料となる。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*☆※

 台風に伴う
 大雨・暴風・高波等に
 厳重な警戒を怠るな!
 皆で声を掛け合い
 安全・無事故第一で!

2016年10月4日

 


       ※☆*寸 鉄*☆※


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聖教新聞:2016年(平成28年)10月4日(火)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※


聖教新聞の写真には明るい表情の「顔」が多いと感じ、「何人の顔が載っているか」を数えた人の話を聞いたことがある。1人、2人、3人……数える中であらためて気が付く。老若男女を問わず、生き生きとしている。それぞれに無二の味わいがある

その人は「作っても作れない、自然にこみ上げてくる笑顔ですね」とも。信仰の喜びがにじみ出た、心からの笑顔だからであろう。戸田第2代会長は「聖教新聞には幸福への道が書かれている。こんな新聞はほかにはありません」と語ったが、紙面にあふれる笑顔は、その証左といえる

笑いにも、いろんな種類がある。作り笑い、独り笑い、照れ笑い……。人間の顔の中で最も美しいのは「真剣な顔」と「笑顔」だ、と言った人がいたが、真剣に自他共の幸福を祈り、行動している人の笑顔は、人を引きつけてやまない

“人間の機関紙”を掲げる本紙は、社歌の一節に「幸と希望の花よ咲け」「人間主義の大師子吼」とある通り、庶民に生きる力を送り、庶民が安穏に暮らせる平和社会を築くことを、使命とする

平和の内実は「人間性の開花」。ならば、笑顔は平和の証しであるだけでなく、平和を開く力でもあろう。本紙も、信仰に生きる庶民の明るさ、強さを伝え、貢献していきたい。(道)


聖教新聞:2016年(平成28年)10月4日(火)付】

 

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