浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

落し水/今日の俳句 ≪第2298号≫

f:id:knowinglykunchangtan:20161023052400j:plain

 

 

≪2016年(平成28年)10月23日(日)≫(旧暦9/23)


 落し水落ちいそぐ夜となれりけり   木下夕爾

 脱藩の文は届かず落し水       和田照海

 人の手に託すたんぼや落し水     岡田史女

 屋根石に磐梯とがる落し水      望月たかし

 落し水母の手甲の流れ来し      岡本高明


※ 落し水・堰外し・田水落す
 稲が成熟し、穂が垂れ始めると、畦を切って、田の水を落とし、田を乾かして刈り入れに備える。稲の花が咲くころに「堰外し」といって、河川や用水堀に設けられた堰を外して、田へ流れ入る水はすでに少なくしてある。落とされた田の水の音が、田の面にそうそうと響いて、聞こえるのは、九月中ごろから十月初め頃である。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡

 


       ※☆*わが友に贈る*☆※


 一本の電話。一回の対話。
 その励ましの一言が
 友情と信頼を深め
 安心と希望を広げる。
 勇気の声で心を結べ!


2016年10月23日


       ※☆*寸 鉄*☆※


 SGIは人々を啓発し、社会を良き方向に変革―博士。人間革命の大河を
      ◇
 広布へ祈り戦えば幸福の土台を必ず築ける―恩師自他共の歓喜の道を前進
      ◇
 市民が総立ちで核廃絶を―国連で被爆者が主張。民衆パワーで世界動かせ
      ◇
 交流サイトによる子どもの被害最多と。スマホの利用時間など親子で賢く
      ◇
 最低賃金アップが過去最大に。大衆のため、大衆と共に―公明が改革続けよ


聖教新聞:2016年(平成28年)10月23日(日)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※


ゲーミフィケーション」という言葉をご存じだろうか。人がゲームに熱中する仕組みを、仕事や諸活動に応用する手法のことだ

ゲームのように「気軽に取り組める」「達成感を与える」ことを目指す。さらに利用者の“進歩”を目に見える形で提示。その中で、自発性や意欲が生まれるという。新しい試みにも見えるが、鍵になるのは、やはり「自身の成長の手応え」だろう

「『勉強が嫌い』と言う子は山ほどいますが、自分が成長するのが嫌いな子はいません」――本紙「教育」のページに登場いただいた坪田塾・坪田信貴さんの言葉が心に残る(9日付)。子どものやる気を引き出すには「できることからやる」。さらに本人が成長の実感をつかむために「周囲の大人が小さな成長を見逃さず指摘し、喜んでいくことが大切」と強調していた

根拠のない「おだて」とは違う。「褒める」とは、わずかな変化を見逃さず、正しく評価し、たたえる行為。褒める側の眼力や感受性もまた試される。人材育成全般にも通じよう

御書に「法華経28品は本質を説き明かした言葉はわずかであり、ほめる言葉こそ多く説かれていると思っていきなさい」(1242ページ、通解)と。成長を心からたたえ合う創価の輪の中で新たな人材を育みたい。(集)


聖教新聞:2016年(平成28年)10月23日(日)付】

 

彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡