浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

正月/今日の俳句 ≪第2370号≫

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≪2017年(平成29年)1月3日(火)≫(旧暦12/6)


  隣りより旧正月の餅くれぬ
              石橋秀野


  遠き舟正月淡く過ぎゆけり
              桂信子


  正月の雪や一日眉まぶし
              細見綾子


  ふるさとや正月を啼く川原鶸
              木下夕爾


  風強き旧正月の堤かな
              長谷川素逝

 

※ 正月・お正月・祝月・元月
 一年の最初の月。非日常的な楽しい語感がある。新年を迎えた月だが、冬の最後の月であり、ほとんどが寒の内でもある。「元月」は初めの月の意。
旧正月(春)


【「(合本)俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】


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