浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

松葉蟹/今日の俳句 ≪第2390号≫

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≪2017年(平成29年)1月23日(月)≫(旧暦12/26)

 

  深海の松葉蟹とて甘かりし
                 星野椿

 

  ずわい蟹肩肘張って届きけり
                 三宅郷子

 

  こうばく蟹うまし十指をよごしけり
                 楠久子

 

  越前や茹で蟹の脚咲くごとし
                 鍋谷ひさの

 


  松葉蟹みぞれの町に灯をともす
                 津川紫吻

 


※ 松葉蟹・ずわい蟹・越前蟹
モガニ科のずわい蟹の地方名。山陰や京都では松葉蟹、福井県では越前蟹ともいう。日本海ベーリング海などに分布。丈夫で長い脚を持ち、雄の方が雌より大きい。冬が美味で、珍重される。雌はせいこ・香箱などとも呼ぶ。


【「(合本)俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】


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       ※☆*今週のことば*☆※


  「女子は門をひらく」
  楽しきロマン総会から
  希望と幸福の連帯が。
  心の宮殿を光らせ
  未来へ青春勝利の舞を!


        2017年1月23日

 

 

       ※☆*寸 鉄*☆※


 「人間革命」こそあらゆる教育の基盤の理念―博士人類は待望。我らが率先
      ◇
 青年は先駆者たれ!広布を完遂するのは君たち―戸田先生。本領発揮の時
      ◇
 御書「日蓮が一門となりとをし給うべし」。誓願に生き抜く人生に真の充実
      ◇
 常に挑戦を続ける人の脳は年を重ねても衰えない―研究。多宝の友が見本
      ◇
 タイヤチェーンの緩みは事故の元。使用前に確認。気持ちの緩みなき運転も

 

聖教新聞:2017年(平成29年)1月23日(月)付】

 

 

     ※☆*名字の言*※


厳しい寒さが続くが、都内の公園では、梅のつぼみがほころび始めた。どの花にも先駆けて咲くことから、梅は「百花の魁」とも呼ばれる

「明治六大教育家」の一人である新島襄は梅を愛したことでも知られる。彼が詠んだ漢詩に「真理は寒梅のごとし あえて風雪を侵して開く」と。風や雪に耐えて咲く梅のように、あえて逆境や苦難に挑み、乗り越えていく心を、彼は「敢為の精神」と呼んだ

「敢為」は「敢えて為す」「敢で為す」と読む。私たちが日々、読誦する勤行にも「勇猛精進」とある。この「勇」こそ「敢で為す」と同じ意味に当たる。あえて苦労を求め、堂々と勝ち越えていく。そして再び、新たな挑戦を開始する――。この地道な鍛えの連続が“人間革命の道”だ

戸田先生は「信心も、平坦な道ばかりを、ゆっくりと歩いていては、何も変わらない」と。今日の学会の発展は、創価の三代会長と草創の同志の忍耐と勇気によって切り開かれた。世界広布新時代の今、私たちは“新たな開拓者”との自覚に立ちたい

「百花の魁」には、“すぐれた人物などが輩出する時期の先駆をなすこと”との意味もある。自身の最高峰を目指し、あえて挑戦を開始する。その勇気の一人から、百花繚乱の人材城の建設は始まる。(嶺)

 


聖教新聞:2017年(平成29年)1月23日(月)≫付】

 


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