浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

小説「新・人間革命」

 

大山 五十三 法悟空 内田健一郎 画 (6013)

 山本伸一に続いて、最後に新会長の十条潔がマイクに向かった。彼は、率直に自身の心境を語っていった。
 「数年前から山本先生は、『次はあなたたちが力を合わせて、学会を推進していくのだから、すべてにわたって、力を磨いていくように』と言われておりました。しかし、私は心のなかでは、“先生にずっと会長をやっていただくのだ”と思い、また、辞められることがないように願ってまいりました。
 ところが今回、先生は、『七つの鐘』の終了に際して、勇退を固く心に期しておられたのであります。
 日ごろから先生は、『いつまでも私を頼りにしてはいけない。それでは、広宣流布の永劫の流れはつくれないではないか』とおっしゃっておりました。私どもも、『先生。ご安心ください。私たちがおりますから』と大きなことを言ってまいりました。そして今や、その時が来てしまったのであります。
 まことに非力な、なんの取りえもない私であり、とうていこの任に堪えられるとは思いませんが、皆様方のご支援をいただいて、会員の皆様のために、全力を尽くしてまいりますので、よろしくお願い申し上げます」
 十条は、広宣流布に生涯を捧げた戸田城聖の死身弘法の実践を、また、その弟子である伸一の激闘に次ぐ激闘を、目の当たりにしてきた。それだけに会長の任の重さを肌で感じていたにちがいない。
 「初代会長・牧口先生、第二代会長・戸田先生、そして第三代会長・山本先生の三会長に脈打つ、“法のため、社会のため、民衆のため”という創価学会の大精神と広宣流布への揺るぎない大情熱を、二十一世紀へ引き継いで、安定した恒常的な流れをつくってまいります。私は、新しい気持ちで、自らの信心と弘教への姿勢を正し、第一歩からやり直すつもりで頑張っていきます」
 信心とは、日々発心、生涯発心である。常に新たな心で、“いよいよ”の気概で、精進を重ねていくのが、仏法者の生き方である。

 

【「聖教新聞」2017年(平成29年)3月6日より転載】


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雪囲解く/今日の俳句 ≪第2431号≫

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≪2017年(平成29年)3月5日(日)≫(旧暦2/8)


  鐘楼より一山の雪囲解く
                    皆吉爽雨


  雪囲解いて明るき目覚かな
                    石井蕾児


  荒海や雪囲(しょがき)のかげのかごめ歌
                    石原八束


  畳の目雪垣解きし日矢遊ぶ
                    草間時彦


  雪囲除れし仏間に日本海
                    木村蕪城


※ 雪囲・雪垣解く・囲解く
 雪の深い裏日本や北国などでは、雪害から農作物や家屋を護るために、種々の対策を講じる。雪囲いもその一つで民家では杭・長木を軒に渡して筵をかけ、または藁。萱などで編んだもので家の外面を囲う。これを雪囲・雪垣・雪除などというのだが、春になって、もう大雪の心配がなくなると、これらを取り除いて、明るい外光や新鮮な空気を入れるのである。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】

 

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       ※☆*わが友に贈る*☆※


  変化の激しい時代。
  さまざまな兆候を捉え
  時を逃さず対処する。
  これが発展の急所だ。
  深き祈りで名指揮を!

        2017年3月5日

 


       ※☆*寸 鉄*☆※


 深い人間関係築く学会の草の根運動こそ平和の力―識者。颯爽と友の中へ
      ◇
 御書「宅に柱なければ・たもたず」。広布も戦う柱ありて。壮年部結成の日
      ◇
 東北3県で交流交歓会。不屈の心で福光の春へ!世界の友と団結固く前進
      ◇
 我見の信心に功徳はない―牧口先生。我らは永遠に師と共に、同志と共に
      ◇
 歩きスマホで危険な目に―3人に1人と。事故の元だ。互いに注意喚起を

 

聖教新聞:2017年(平成29年)3月5日(日)付】

 

 

     ※☆*名字の言*※


動物の写真集が売れている。猫や犬などかわいらしいものだけでなく、ゴリラも人気のようだ。“威厳のあるたたずまいが「哲学者」の雰囲気を感じさせる”という声もある

霊長類学の研究者で京都大学総長の山極壽一氏は、集団生活をするゴリラのまとめ役を「ボス」とは呼ばず、「リーダー」と呼んで区別する。ニホンザルの場合、トップに立つのは「ボスザル」で、常に自分の力を誇示することで立場を保つ。だが集団同士のけんかになると若いオスが前線に出て、ボスは後ろに控えたままだという

一方で、ゴリラの「リーダー」は存在感や振る舞いで周囲に頼られ、メスや子どもたちから「あなたに従っていく」と承認されている。いざ緊迫した局面になると、リーダーが一番前に出てドラミング(胸をたたくしぐさ)を。敵を威嚇し、皆を守るのだそうだ(山極壽一・小菅正夫著『ゴリラは戦わない』中公新書ラクレ

人間社会でも頼られるのは、威張らず、周囲に安心感を与え、いざという時は最前線に立つ責任感のある人だろう。学会で言えば、黄金柱の壮年部である

池田先生は「勇んで戦いの先頭に立つとともに、同志の心のわかる温かい人間指導者に熟練してほしい」と壮年部に期待する。今日は同部の結成記念日。(朋)

 


聖教新聞:2017年(平成29年)3月5日(日)付】

 


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雪割/今日の俳句 ≪第2430号≫

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≪2017年(平成29年)3月4日(土)≫(旧暦2/7)

 

  雪割るは女の仮面剥ぐごとく
               三谷 昭


  唇紅き女雪割る街に住み
               沢木欣一


  夜も昼も雪割る音の死病い
               寺田京


  雪割や天より覗く馬の貌
               水野真由美


  春の雪切身にしても鱈は重し
               鈴木真砂女

 

※ 雪割
 北海道や東北等の寒い地方では、三・四月になっても、まだ堅い根雪が、街路や家の周り、田畑に残っている。交通上または農作上、自然に解けるのを待ってはいられない。そこで堅い雪を鋸でひいたり、鉞で叩き割ったりして、川や海へ捨てる。雪割り作業にはたくさんの労務者すなわち雪割り人夫が集められる。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*☆※


  かけがえのない人生。
  同じ生きるなら
  何かで歴史を残すのだ。
  「あの人を見よ」と
  皆に仰がれる生き方を!


        2017年3月4日

 

 

       ※☆*寸 鉄*☆※

 

 会長は差異を超え非暴力思想を現代に蘇らせた―博士。万人を結ぶ指導者
      ◇
 東京・世田谷の日。山の手に輝く人間共和の大城。凱歌の春へ勇気の大行進
      ◇
 国際本部が発足15周年。世界広布の伸展支える開拓者。先駆の対話拡大を
      ◇
 生命力が強ければ強いほど人は幸福になる―戸田先生。強盛な祈りで前へ
      ◇
 スマホ使用の女子高生、26%が「頭痛」等自覚。健康第一。規律決めて活用

 


聖教新聞:2017年(平成29年)3月4日(土)付】

 

 

     ※☆*名字の言*※


今、北海道の日本海沿岸が各地で白く濁っている。ニシンの群れが産卵で押し寄せる「群来」という現象だ。なかでも江差町では大正2年以来、104年ぶりとのこと

「春告魚」の異名を持つように、かつて春はニシン漁で栄え、全国へ向かう北前船は大にぎわいだったが、近年は激減し、群来も見られなかった。関係者は資源回復を目指し、稚魚の放流を地道に続けてきた

豊漁か不漁かは運次第、という面もあろう。だが「それだけではない」と、50年近く漁師として生きてきた壮年部員が語っていた。「人一倍の努力と研究、そして真剣な祈り。豊漁は、自分がつかみとるものです」と

104年前といえば、第2代会長の戸田先生は13歳。北海道・厚田の尋常小学校高等科に通っていた。首席で卒業後、進学を断念して始めた仕事は、海産物の買い付けや問屋への引き渡しなどだった。ニシン漁が不振になった後年、どうすれば苦境を打開できるか、村民と真剣に討議し、心尽くしの援助もしている

今年は「農漁光部の日」40周年。私たちの生命の営みは、大地や大海と向き合い、心血を注ぐ人々の尊き奮闘によって支えられている。かつて池田先生は詠んだ。「不思議なる/地球の恵みの/尊さよ/豊作豊漁/今日も祈らむ」(鉄)

 


聖教新聞:2017年(平成29年)3月4日(土)付】

 


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小説「新・人間革命」

 

 法悟空


 山本伸一の言葉には、次第に熱がこもっていった。
 「広布の旅路には、さまざまな出来事がある。変遷もある。幹部の交代だって当然あります。そんなことに一喜一憂するのではなく、ひたすら広宣流布に邁進していくんです。それが学会精神ではないですか!  
 『未だ広宣流布せざる間は身命を捨て随力弘通を致す可き事』(御書一六一八ページ)との、日興上人の御遺誡通りに進んでいこうではありませんか!
 私は私の立場で、一個の人間として、全精魂を尽くして広宣流布を推進していきます。皆さんも一個の人間としての使命を自覚し、一人立ってください。何があろうが広宣流布に生き抜いていこうという決心が大事です。
 組織というのは、人びとを成仏へ、幸福境涯へと導いていくための手段であり、組織の機構や役職自体に功徳があるわけではない。組織は大切だが、人間に例えれば骨格といえます。その組織にあって懸命に広布のため、友のために活動に励んでこそ、そこに温かい人間の血が通い、皆が歓喜につつまれ、自身も偉大なる功徳を受けることができる。
 したがって、幹部は、組織の上に安住したり、官僚化するようなことがあっては絶対にならない。どこまでも、会員のため、広宣流布のために、異体同心で助け合い、潤いのある、安心できる組織の運営をお願いしたい。
 何があろうが、御本尊の功徳は絶対です。ゆえに、不変の信心で進むことです。決して感傷的になってはいけません。
 ともかく、幸せになってください。ご自身が、ご一家が、皆が幸せになることです。それが私の願いであり、祈りです。そのために日蓮大聖人から、“立派な信心であった。良き弟子であった”と賞讃される、悔いなき前進の日々であってください」
 伸一は、心からの思いを訴えた。
 彼は、皆が“一人立つ信心”の勇者であってほしかった。それこそが、自身の幸福を開き、広宣流布を開く根源の力となるからだ。

 

 

【「聖教新聞」2017年(平成29年)3月4日より転載】


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雛祭/今日の俳句 ≪第2429号≫

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≪2017年(平成29年)3月3日(金)≫(旧暦2/6)
※上巳(じょうし),桃の節句
上巳の節句五節句の一つで、元々は3月上旬の巳の日だったが、後に3月3日に行われるようになった。旧暦では3月3日は桃の花が咲く季節であることから「桃の節句」とも言われる。古来中国では、上巳の日に川で身を清め不浄を祓う習慣があった。これが平安時代に日本に取り入れられた。後に、紙で小さな人の形(形代)を作ってそれにけがれを移し、川や海に流して不浄を祓うようになった。この風習は、現在でも「流し雛」として残っている。
※雛祭り
女の子の健やかな成長を願う伝統行事。女の子のいる家庭では、雛人形を飾り、白酒・菱餅・あられ・桃の花等を供えて祀る。上巳の日には、人形に穢れを移して川や海に流していたが、その人形が次第に精巧なものになって流さずに飾っておくようになり、雛祭りとして発展して行った。雛祭りは始めは宮中や貴族の間で行われていたが、やがて武家社会でも行われるようになり、江戸時代には庶民の行事となった。元々は、5月5日の端午の節句とともに男女の別なく行われていたが、江戸時代ごろから、豪華な雛人形は女の子に属するものとされ、端午の節句は菖蒲の節句とも言われることから、「尚武」にかけて男の子の節句とされるようになった。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】

 


  白き粥かがやく雛の日とおもふ
                桂 信子


  釘を打つ日陰の音の雛祭
                北野平八


  立雛やまとの月ののぼりきし
                黒田杏子


  昼空に月あり桃の節句なり
                宮津昭彦


  裏山の日暮が見えて雛祭
                齋藤愼爾

 


※ 雛祭・雛・雛遊・ひひな・初雛・内裏雛・紙雛・雛飾る・雛の灯・雛の客・雛の宿・桃の節句・桃の日・桃の酒・雛の節句・上巳の節供
 三月三日に雛を飾って、桃の花・白酒・菱餅・あられ・さざえ等を供えて祝うのは、上巳の日の禊祓の行事に贖物としての雛が習合したものである。中古の雛遊びの遺風だとの説もある。藤原時代の物語や日記・歌などに現れるのは、美しい玩具としての雛である。上巳の節句を雛祭と定めたのは、、後土御門天皇の御代からで、徳川時代に、人日・端午・七夕・重陽と並んで五節句の一つとなった。民間では天禄・享保(1688~1736)のころから盛大となり、十一代将軍家斉に女子が多く、大奥で流行したのに習い、文化・文政・天保(1804~1844)ごろは最盛期であった。内裏雛を中央に、官女・五人囃・矢大臣・仕丁などを並べ、雛の調度や、左近の桜・右近の橘・雪洞などを飾って、子女の友達などを呼んで楽しく過ごすのである。工芸品としての古い雛には、寛永雛・嵯峨雛・享保雛などがあり、その服装は正しい有職故実によったものではなかった。幕府御用の雛屋次郎左衛門の作った治郎左衛門雛は、その点きわめて正確で、この系統に高倉雛・親王雛などがある。享保雛の系統をきくものを町雛といい、原舟月の古今雛が有名で、現在の雛はこの系統であるという。


【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*☆※


  尊き婦人部・女子部の
  皆様に感謝と賛嘆を!
  聡明な女性の声が
  友の内なる力を引き出し
  平和の世紀をつくる。

        2017年3月3日

 

 

       ※☆*寸 鉄*☆※


 繫がりを大切にする学会の「人の孤立防ぐ役割」に期待―教授。共生の大地
      ◇
 大阪婦人部の日。「何でも1番」との誇りで信頼を拡大。常勝の太陽は燦然
      ◇
 本当に与えうるのは自分の持つ希望だけだ―哲人堂々と信心の歓喜を語れ
      ◇
 携帯メール使った詐欺が多発。不審な請求は無視。相手への電話も必要なし
      ◇
 桃の節句。健やかな成長を祝福。幸福願って皆で真心込めた祈りと激励を

 

聖教新聞:2017年(平成29年)3月3日(金)付】

 

 

     ※☆*名字の言*※


黒澤明監督のもと、数々の作品に携わった脚本家の橋本忍氏。映画『七人の侍』の脚本の決定稿を書き始めた日、黒澤監督が氏の元へ。分厚い大学ノートを取り出し、黙ってページをめくり続けた

覗き込むと、そこには「歩き方」「わらじの履き方」「声を掛けられた時の振り返り方」など、あらゆる場面における登場人物の立ち居振る舞いが、細部に至るまで書き込まれていた

氏によればシナリオを書く際、誰もが大まかなストーリーが整うと、人物設定で手を抜いてしまいがちという。しかし、シナリオの出来栄えを最後に決めるのは「人物の彫り」。「人間は恐ろしいほど数多い共通点を持ちながら、一人一人に特色があって違うのだ。だからドラマが成立する」(『複眼の映像』文春文庫)と

広宣流布という壮大な民衆のドラマも、個々の人間の“活写”なくして語れまい。池田先生は「ともすれば、大きいところや目立つところに、人の意識は向かうものだ。だが、仏法が焦点とするのは、あくまでも一人の『人間革命』である」と

変革は全体ではなく、常に「一人」から始まる。一人の友が人間革命に立ち上がる。それを励まし支え合う中で、歓喜は万波と広がる。「全員が主役」と輝く勝利のドラマをつづろう。(値)


聖教新聞:2017年(平成29年)3月3日(金)付】

 


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小説「新・人間革命」

 

大山 五十一 法悟空 内田健一郎 画 (6011)


 本部幹部会で山本伸一は、新会長の十条潔の登壇に先立ってあいさつした。マイクに向かうと、皆、緊張した面持ちで凝視した。
 「そんな怖い顔で睨みつけないで。新会長誕生のお祝いなんだから。それに、私も十九年間、会長として頑張ってきたんですから、笑顔を浮かべて、『お疲れさまでした』ぐらい言ってくれてもいいんじゃないの」
 彼のユーモアに大爆笑が広がった。会場の重たかった空気は、一瞬にして軽くなった。
 伸一は言葉をついだ。
 「『七つの鐘』――ここには、戸田第二代会長の、広宣流布への強い、強い決意が込められていた。それは、この終了までに、広宣流布の大いなる世界的展開の基礎をつくっておきたいということであった。その『七つの鐘』の総仕上げを、御本尊の御力と全同志の健気なる努力によって成し遂げることができました。この席をお借りして全会員の皆様に心から感謝申し上げます。
 一人の指導者がいつまでも指揮を執っていることは、永続性を維持していくうえで、どうしても改めていかなければならない。その意味から、未来を展望し、今回の新たな出発となった次第であります。
 十条新会長は、私よりも少し年上です。年齢の下の人にバトンタッチする方が自然かもしれませんが、学会の組織は大きい。したがって分別盛りで、学会の草創期から共に苦労して歴史を築いてきた人が会長に選出され、大変に嬉しく、安心いたしております。
 新会長は、非常に几帳面で責任感が強く、公平であり、体も人一倍頑健です。
 一方、森川新理事長は、私や十条新会長の先輩でもあり、一緒に戸田先生の後継を担ってきた一人です。あまり目立たなかったが、信心の姿勢は抜きん出ています。
 どうか、新会長、新理事長を中心に、異体同心の信心で大いなる奮闘をお願いします」
 大聖人は「異体同心なれば万事を成じ」(御書一四六三ページ)と記されている。この御文にこそ広宣流布実現の要諦がある。

 


【「聖教新聞」2017年(平成29年)3月3日より転載】


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≪2017年(平成29年)3月2日(木)≫(旧暦2/5)

 

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  啓蟄の煙が松の幹のぼる
                桂 信子


  啓蟄や豆を煮るとて落し蓋
                鈴木真砂女


  啓蟄や寄木細工の秘密箱
                戸恒東人


  啓蟄や失せ物出ぬと占ひ師
                堀田幸子


  啓蟄のこゑ夢の世は夢のなか
                阿部誠文

 

※ 啓蟄
 冬至立春などと同じ二十四節気の一つで、新暦三月六日ごろをいう。今日では広く冬の間冬眠していた爬虫類・両棲類・昆虫類などが、冬眠から覚めて出てくることを言う。時期は動物の種類により違うことはもちろんであるが、地方地方の気候によって違い、またその年の天候で異なる。啓蟄が多く見られるのは、早朝の最低気温が五度以上に上るころで、地面の温度が零度以下に下がらなくなり、霜がおりぬことが啓蟄の条件である。南九州では三月のはじめ、北海道では五月になって、ようやく啓蟄の季節を迎える。東京付近では三月の下旬である。
→地虫穴を出づ(動物)

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*☆※


  「継続」こそ力なり。
  三日坊主も10回やれば
  1ヶ月やったことに。
  諦めの心に打ち勝ち
  朗らかに歩み続けよう!


        2017年3月2日

 

 

       ※☆*寸 鉄*☆※

 

 人に会うことが広宣流布だ―戸田先生。さあ栄光の3・16へ。対話の大波を
      ◇
 埼玉男子部の日。正義の魂を継ぐ丈夫よ!鉄桶の団結で拡大の金字塔築け
      ◇
 歓びは外からではなく人の内部から湧く―哲人。生命が輝く題目。朗々と
      ◇
 車と自転車の死亡事故、交差点の出合い頭で多発と。左右の確認しっかり
      ◇
 世界の平均寿命は更に延びると。問われる生き方。生涯向上の多宝会こそ鑑


聖教新聞:2017年(平成29年)3月2日(木)付】

 

 

     ※☆*名字の言*※


東日本大震災から6年になるのを前に、各地の行政機関や公共施設などで災害時の避難訓練が行われている

先日、宮崎県の学会の会館で近隣住民らが参加して避難訓練が行われた。この会館は、南海トラフ巨大地震で浸水が想定される地域にあり、「津波避難ビル」に指定されている。参加者は会館内の避難経路などを確認した後、SOKAチャンネルVODで「災害対応訓練番組」を視聴。住民からは「学会の会館に初めて来ましたが、広くてしっかりした施設を頼もしく感じました」などの声が寄せられた

昨年の熊本地震でも、会館に多くの避難者を受け入れた。阿蘇白菊会館の受け入れに対しては、地元の自治会から先月、熊本創価学会に感謝状が贈られている。「貴学会の地域密着の志と行動を讃え」と記されていた

池田先生は、災害時には“避難所”として機能する会館の役割について述べた後、「地域を守り、繁栄させ、人びとを幸福にしていくための会館です。学会の会館は、地域の発展に寄与する灯台です」とつづっている

会館は、信心錬磨の道場、平和・文化・教育運動の発信拠点であるとともに、“地域の安心の灯台”である。この誉れの使命を胸に、近隣への配慮を忘れず、真心で宝城を守り輝かせていこう。(誼)


聖教新聞:2017年(平成29年)3月2日(木)付】

 


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