浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

2016-09-01から1日間の記事一覧

九月/今日の俳句 ≪第2246号≫

≪2016年(平成28年)9月1日(木)≫(旧暦8/1) 九月の地蹠ぴつたり生きて立つ 橋本多佳子 ひとり身の九月草樹は雲に富み 野澤節子 どの窓もいつか眠れる九月の夜 廣瀬直人 野にあれば九月の雲を朗読す 南村健治 少年の商才かなし九月尽 楠本憲吉 ※ 九月・長月・…

〈小説「新・人間革命」〉

源流 一 法悟空 内田健一郎 画 (5892) 離陸した搭乗機が雲を突き抜けると、美しい青空が広がり、まばゆい太陽の光を浴びて雲海が白銀に輝いていた。 山本伸一を団長とする創価学会訪印団一行は、一九七九年(昭和五十四年)の二月三日午前十一時、九州…