浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

九月/今日の俳句 ≪第2246号≫

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≪2016年(平成28年)9月1日(木)≫(旧暦8/1)


 九月の地蹠ぴつたり生きて立つ   橋本多佳子

 ひとり身の九月草樹は雲に富み   野澤節子

 どの窓もいつか眠れる九月の夜   廣瀬直人

 野にあれば九月の雲を朗読す    南村健治

 少年の商才かなし九月尽      楠本憲吉


※ 九月・長月・九月尽
 二百十日の厄日は、九月一日ごろにあたり、それから十日後が二百二十日で、この前後に台風の見舞われなければ、豊作が約束される。九月は台風の多い天候の定まらぬ月だが、秋彼岸を過ぎると秋冷が加わり、さわやかな秋らしいひよりを迎える。二十四節気の一つ《白露》は九月八日ごろで、東京ではこのごろ蚊帳をしまい夏服を脱ぎ、秋霜がはじまる。二十三日ごろの《秋分》には東京では単衣をセルにかえ、法師蝉が鳴きおわる季節だが、札幌では馬鈴薯を植え、早くも初霜を見る。九月の終わることを九月尽という。


【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】

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       ※☆*わが友に贈る*☆※


 信仰者とは
 自身の向上を目指し
 挑戦を続ける人だ。
 最後に勝つ勇者だ。
 誇り輝く人生を共に!

      
      2016年9月1日

 

 

       ※☆*寸 鉄*☆※


 創価の人間革命の運動は民衆に力を与え世界変える―博士。平和建設の礎
      ◇
 「牙城会の日」。学会厳護が師弟不二の大道。誉れの青春に冥の照覧は厳然
      ◇
 任用試験の申し込み開始希望の哲理の研鑽通して仏縁を拡大。皆で推進を
      ◇
 「人の振舞」が仏の出世の本懐。爽やかな挨拶、誠実の対話で信頼広げよ
      ◇
 健康増進普及月間。適切な睡眠・食事・運動の励行を。自己を律し身を守れ


聖教新聞:2016年(平成28年)9月1日(木)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※


「治乱興亡」という熟語があるように、歴史は、さまざまな勢力による興隆と滅亡の繰り返しとして描かれてきた。多くの歴史小説を著す中津文彦氏によれば、興隆・滅亡には“方程式”があるという

滅亡に至る共通項は「準備不足」「孤立」「奇策」の三つ。一方、興隆の共通項も三つあり、最初の二つが「周到な準備」と「連携」。滅亡の方程式とは反対の事柄だ。しかし氏は、最後の3点目に、全く同じ「奇策」を挙げる(『日本史を操る興亡の方程式』PHP文庫)

どういうことか。準備不足で、孤立した者が策に走ると滅亡を招くが、準備を重ね、強い連携を築いた上で、定石を破った大胆な策に打って出るときには、大いなる飛躍が期待できる、ということだ

かつて池田SGI会長は、アムンゼンが南極点初到達を成し遂げた要因は「準備」と「団結」にあったとし、広布の前進にあっても「正確な時計のように」準備を重ねる執念、異体同心の団結が不可欠と語った。また、自ら斬新な発想、大胆な行動の範を示してきた

われらの大願は、世界広宣流布。それを成し遂げようという誓いは、日々の努力を生み、団結を築き、勇気の行動となって表れる。きょうから9月。新生の決意で、自身と広布の新時代を開こう。(道)

 

聖教新聞:2016年(平成28年)9月1日(木)付】

 

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