浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

行く年/今日の俳句 ≪第2001号≫

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≪2015年(平成27年)12月31日(木)≫師走(旧暦11/21)

 


 百方の焼けて年逝く小名木川
         石田波郷

 年去りし風茫々とともにあり
         松沢昭

 行く年や忘るることも生きること
         高橋瑛子

 ゆく年を橋すたすたと渡りけり
         鈴木真砂女

 行く年やわれにもひとり女弟子
         富田木歩

 

※ 数へ日・年惜しむ・年の内・年の暮・年用意・行年・極月・年歩む・年移る・年送る・年守る
 正月が、明日、明後日にせまってくると、年行くという感慨が深い。ふと時の流れの速さに、はっとして、身近をかえりみるのは、こうゆうときである。あわただしく、流れるように過ぎ去ってゆく年を惜しむ思いは、人々の胸に共通している。


【「世界大百科事典 第2版の解説」より抜粋】

 

《あとがき》
 2015年(平成27年)も、今日で終わり、明日から2016年(平成28年)が始まります。

 2009年(平成21年)、携帯の、“メルマガ”、「わが友に贈る/名字の言」を聖教新聞等からの転載を始め、途中より“今日の俳句”を追加し、古今東西の名句・秀句を配信して参りました。

 おかげさまで、≪第2001号≫を配信する事が出来ました。

 その間、私の病気静養や入院等、長期休載せざるを得ませんでしたし、パソコンが破壊したため、うまく配信出来ませんでした。また、パソコンに不慣れな点や私の“おっちょこちょい”も手伝って、誤字・脱字は、日常茶飯事でありました。

 そんな、ブログではありますが、毎日、3000以上のアクセスをいただいております。この場をお借りいたしまして、全ての読者諸氏に厚く御礼を申し上げます。

 これからも、命ある限り続けてまいる所存であります。

 よろしくお願い申し上げます。

 それでは、どちら様もよいお年をお迎えください。 (浩)

 

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