浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

初湯/今日の俳句 ≪第2012号≫

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≪2016年(平成28年)1月11日(月)≫師走(旧暦12/2)
(成人の日)

 

 わらんべの溺れるるばかり初湯かな
        飯田蛇笏

 雪嶺に顔近づけて初湯浴ぶ
        斉藤由紀

 めでたさは初湯まづわきすぎしかな
      久保田万太郎

 初湯よし林檎のかおりそこはかと
       益田手古奈

 初湯して古里は水やはらかき
        大石暁座

 

※ 新年に初めて風呂を立てて入ることである。銭湯では二日が初湯で、朝から立てたことから朝湯とも称する。江戸の昔から祝儀を包んで番台に置く習慣があった。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 

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       ※☆*今週のことば*※


 華陽姉妹のロマン総会!
 「女子は門をひらく」
 平和は女性の対話から。
 希望と友情を広げよう!
 大成功へ温かな応援を。


         1月11日

 

       ※☆*寸 鉄*☆※



東京で交流(SGI)交歓会が朗らかに。誓願の同志に国境なし。世界を結ぶ大連隊
        ◇
「成人の日」おめでとう!創立100周年の主役。使命自覚し益々鍛えの日々を
        ◇
題目を唱える人は「自身の宮殿に入るなり」。満々たる生命力で希9棒の春へ
        ◇
牧口先生「曖昧な的に放った矢が当たる訳がない」。目標を明確に、祈り強く
        ◇
御書「冬は焼亡しげし」。火事は絶対起こさない!この一念で細心の点検を

 


聖教新聞:2016年(平成28年)1月11日(月)付】

 

      ※☆*名字の言*※

 

電話口の声が弾んでいた。「病気の発症から11念ぶりに、夫が車いすで外出できたんです」。7年前、小欄で紹介した婦人からのうれしい報告である

夫の病名は、シャイ・ドレーガー症候群。全身の筋肉が少しずつ衰弱していく。脳は正常に働くが、体の声の自由が利かない。意思疎通は、わずかな目の動きで判断する。婦人は、病院と連携を取りつつ、24時間体制で自宅介護をしている

そのかいあって、夫は少しの角度をつけながら、座位の姿勢を保てるようになった。関わってくれた人と一緒に、植物園に車いすで出掛けることができたという。「どんな状況でも、負けないことが大事です。仏法は現当二世を説いていますから、常に“今から”です」と婦人

人に言えない苦労も、絶望に泣いた日もあったろう。しかし婦人には、それを信心で乗り越えてきた強さがあった。「強いことが幸福」「負けないことが幸福」。この池田SGI会長の言葉を、見事に証明していた

何をもって幸せとするか、その形は人それぞれだろう。ただ、確かなのは、自分が幸福かどうかを本当に知るのは自分だけであり、他人に決めてもらうことはできないということだ。幸福とは、希望と同じく、与えられるのではなく、創り出すものである。
               (敬)

 

聖教新聞:2016年(平成28年)1月11日(月)付】

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